あらすじ
長男長女は「手抜き」でいい! 花まる学習会主宰・高濱正伸による画期的「生まれ順」別の子育て。弟、妹が生まれると、どんな家でも必ず発生するお母さんの悩み「ついつい上の子ばかり叱ってしまう。どうしてできないのかしら……下の子は黙っていてもできるのに……」。花まる学習会の主宰として長年、多くの子どもたち、お母さんたちと向き合ってきた著者が、そんな「生まれ順」による子育ての不安、悩みをすべて解消します。
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Posted by ブクログ
はなまる学習会の創始者が接する子供やお母さん達からのアンケートを元にした、生まれ順での性格の違いと育て方のヒントの本。面白かった。
・子供を守るために心配しすぎるのは母親の本能だが、やり過ぎると子供が萎縮する。そうならないためにはお母さんの日頃の気持ちの安定が大切。心からリラックスしたり楽しんだりできるカードを持つ。
・子供には「時期」があり、時期が来れば必要な事は自発的にやり出す。
・愛されているという自信は、挑戦の大きな力になる。心が満たされている事が子供の全ての原動力になる。
・上の子にはモデルがいない中、やってみるしかない大変さがある。
・メシが食える大人、モテる大人になるためには、適度な試練はあった方が良い。
・母にとって、大人と子供の違いがある上、異性でもある息子は宇宙人のようなもの。
・揉めごとは肥やし。子供時代のトラブルは財産。その時に親がすべきは共感と励ましだけ。大ごとにしない。
・判断に迷ったら、「それをする事は子供を自立に向かわせるか?」を基準に。
・子育てが上手くいっているかの目安
①熱中するものがあるか。一つのことへの熱中は、別のことを頑張るための基礎を作る。
②親に自分の意見を言えるか。反抗できるなら安心。
Posted by ブクログ
うさんくさいと思いながらも、興味があって読んでみた。
いろいろな子供や家庭を見てきた中でのお話だったので、そういう傾向があるんだ、と素直に納得した。
一人っ子時間、聞いたこともあり意識もしていたが、改めてその重要性を認識した。
長子としてのメリットというのもたくさんあると思うが、やはり今の時代、自分の生きたいように生きる力(親や周りの望むことを汲み取って行動するのではなく)は幸せにつながると思うので、上の子も下の子のように、肩の力を抜いて接しよう、と強く思った。