【感想・ネタバレ】NHK短歌 新版 作歌のヒントのレビュー

あらすじ

唯一の実作の手引き書、増補決定版

著者が「初心者向けの手引き書の体裁を取りながら“短詩型表現論”をめざしていた」と語る2007年刊行の『NHK短歌 作歌のヒント』に、短歌の本棚からの解放を呼び掛けた【日常のなかでこそ歌を!】と、伝えるために言わない、という短歌表現の逆説を説いた【短詩型における表現の本質】の二章を加筆。ちょっとしたヒントが歌を格段に進歩させる一冊。歌を作り続けるための珠玉のメッセージも満載。

[内容]
はじめに
新版によせて
第一章 作歌の基本 ものの見方
第二章 形式を使いこなす
第三章 言葉を大切に
第四章 作歌のレトリック
第五章 作歌の上達は歌の〈読み〉から
第六章 継続は力なり
第七章 日常のなかでこそ歌を!
第八章 短詩型における表現の本質

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Posted by ブクログ

「言いたいことは自分で言わず、相手に感じ取ってもらう」のが短歌の本質だそうだ。そして歌を一首作れば、その時の時間に錘がついて、他の時間とは違った意味を持つ、自らの人生時間に押し花のように刻みつけられるもの。ああ短歌って素敵だ。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

現代短歌のリーダーによる作歌のヒント集、というより歌論だ。読者を信じろ、大切なことは言わない、写生とは切り捨てること、など役に立つヒントが満載だ。

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2019年04月20日

Posted by ブクログ

短歌の入門書。作歌の手ほどき書として優れているのは勿論。永田さんの著作の素晴らしいのは『歌論』としても素晴らしいこと。
個人的なエピソードも1人の歌人を通して、『歌を詠む、読む人とはどんな人なのか』を知ることが出来て楽しい。

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2015年05月12日

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