あらすじ
唯一の実作の手引き書、増補決定版
著者が「初心者向けの手引き書の体裁を取りながら“短詩型表現論”をめざしていた」と語る2007年刊行の『NHK短歌 作歌のヒント』に、短歌の本棚からの解放を呼び掛けた【日常のなかでこそ歌を!】と、伝えるために言わない、という短歌表現の逆説を説いた【短詩型における表現の本質】の二章を加筆。ちょっとしたヒントが歌を格段に進歩させる一冊。歌を作り続けるための珠玉のメッセージも満載。
[内容]
はじめに
新版によせて
第一章 作歌の基本 ものの見方
第二章 形式を使いこなす
第三章 言葉を大切に
第四章 作歌のレトリック
第五章 作歌の上達は歌の〈読み〉から
第六章 継続は力なり
第七章 日常のなかでこそ歌を!
第八章 短詩型における表現の本質
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Posted by ブクログ
個人的備忘録(途中)
第1章 作歌の基本
①常識を離れてものを見る自分を発見せよ。
②形容詞で説明するな。
③写生とは選択。何を歌わないか
④機会詠では、メディアで見たとき、いかに自分本来の日常的な視点を確保てきるか。また、画面の中心を見ず隅を見る。事件を自分の側に引きつける。
第2章 形式を使いこなす
①結句でオチをつけない。理屈をつけたり辻褄を合わせたり、余計な感想を付けない。詩型が救ってくれる。結句でまとめようとせずジャンプせよ。
②体言止め、倒置法は、連作の際注意。続くと薄っぺらく感じられる。読者を信頼して歌を手放す。
第3章 言葉を大切に
①思い切って固有名詞を
第4章 作歌のレトリック
①比喩を使うなら自分だけのオリジナルで冒険を
②原典を何らかの形で〈引用〉することで、自分だけの表現では出てこない複雑性、重層性など奥行きと別の味付けができるのが〈引用〉の魅力。
第8章 短詩型における表現の本質
①詩は自己表現ではない。世界の側にある、世界の豊かさや人間の複雑さに出会った驚きこそが、詩として表現される。(谷川俊太郎)
②言いたいことは自分で言わず、相手に感じとってもらう。読者を信頼する。