【感想・ネタバレ】ロマの血脈 下のレビュー

あらすじ

インドでポークの同僚、ハイデン・マスターソンと出会ったグレイたちは、パンジャブ地方でギリシアの神殿の遺跡を発見する。しかし、デルポイの巫女から現代へと連なる血筋の謎を解明したものの、ロシア側に捕えられてしまう。三人の子供たちと行動を共にする記憶喪失の男性も、カラチャイ湖の放射線に怯えながら、追っ手の猛獣の恐怖と戦っていた。廃炉となったチェルノブイリ原発四号炉を「新しい石棺」で密閉する式典が進むにつれて、ソロコフとマートフによる二つの作戦――世界各国首脳を抹殺する「ウラヌス作戦」と、地球の生態系を壊滅させる「サターン作戦」――の開始が迫る。グレイと記憶喪失の男性は、作戦を阻止することができるのか? デルポイの巫女の預言「世界は燃えてしまう」は、現実のものとなってしまうのか? 人類の運命は、グレイでも記憶喪失の男性でもなく、ある一人の少年の手に委ねられることとなる……。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

モンクと再会したときのグレイの喜びようには、目頭が熱くなるものがあったが、ピョートルの自己犠牲の方がぐっと心に応えた。
それにしてもロシアの放射性物質の管理はひどいなあ…恐ろしや。

0
2017年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作三編も面白く、シグマフォースシリーズ大好きです。
今回は、私の興味のある予知能力とか、占いとか、ワクワクする内容でした。

私の回りにもそういう類いの人いるし。

また、放射性物質の汚染問題は、我が国でも抱えている問題でもあります。

もうね、ワクワクドキドキしながら読みましたよ。
終盤は悲しくて、切なくて、愛おしくて、寝ながら読んでいたので、枕がビショビショに・・・・・・・
いやぁ子供が絡んで来ると弱いですわ。
ラストはびっくり、やっぱりそうなんだぁー

それにしても、ここに書かれているものが、かなり事実であったりすると、我が国は大丈夫なのかと不安に思ってしまうね。

0
2015年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第4弾下巻。
いよいよロシア・ウクライナにまたがる地域で進められていた陰謀の全貌が明らかになる。グレイはチェルノブイリで世界中のVIPが招かれている式典での作戦の阻止を狙う。一方、ペインターはシグマに潜入することに成功したマップルソープに対し、一か八かの賭に出る。
物語は2日間程度の間に起こった事柄だというのに、この密度は半端ではない。移動手段があっという間に用意されたり、行く先々でいいところですごい味方が現れたりするのはいつもの通りのご都合主義的展開ではあるが、そこに至るまでの物語は様々な仕掛けを施してあり、感心させられる。
本作では、グレイ、モンク、ペインターといった主要なキャラクターを最終的に導くのが特殊な能力を持った子供であり、その結末はなんともやるせない切なさに満ちている。このあたりは過去3作以上に人間の心を描いているように思う。
それにしても、どこまで行ってもモンクはつらい役回りを与えられていて、作者はどこまでモンクを不幸にすれば気が済むのかと、変な勘ぐりをしてしまうほどだ。次作でモンクがどのように扱われるのか、そのあたりも注目したいところだ。

0
2013年09月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ロマって聞いたことありますか?
ロマ民族!
いわゆる、
ジプシーのことです!
放浪する民な!
ジプシーが差別用語らしく、
現在はロマといわれるようです。
これ、
デルポイの巫女から、
インドに移り、
カースト制度から逃げるために定住場所を探してそのまま放浪するロマになった説!
結局、
霊能力というか
予言する力は血なんですかねー。
と、
いうことですかね?
占い師的にこの辺を詳しく知りたかったんですね。
もしくは、
サヴァンとして生まれるとかしないと、
得られないのか!?
だがしかし、
人間は3秒先のことはわかるようにできてるらしいよ!
これを鍛えていけば、
占い師的に飛躍的に能力開発できるのではないかと思うのですがどうだろう?

予知予言とは別に、
エンパシーの能力もでてきてますが、
エンパシーってなんか諸刃の刃って感じがしませんか?
欲しようないらないようなそんな能力。


クールなグレイと、
おちゃらけてるモンクのコンビだったんですが、
前回、
モンクが行方不明になって。
グレイの新しいパートナーにコワルスキ参戦!
つか、
この時点でコワルスキはあまり好きじゃないが、
後々にありかな?
と、
思うようになる。
で、
生き別れたグレイとモンクの再会がありますが、
記憶喪失ですよね?
完璧に戻るのかな?かな?
と、
思いつつ読み進めていくと・・・。
内緒!
と、
コワルスキに彼女ができてるのですが、
いつの間にか別れてるのよ!
これ、
短編?外伝?
スピンオフなやつで詳細が書かれているらしいので、
そちらも読みたい!
それとは別に、
タッカーとだっけ?
と、
わんちゃんのコンビのスピンオフもあるらしいけど、
そっちは今のところ読む気はない。


最後に、
予言されてるグレイがいる。
殺されるって!
現在、
10巻まで読んでますがグレイ生きてる!
そのうち死ぬのかな?

0
2019年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

決して面白くなかったわけではなく、むしろ面白かったのだけれども、なんだかなかなか読み進まずものすごく時間がかかってしまった。サヴァン症候群の話とか興味深いものがあった。
そして何よりモンクが……どんな形であれ生きていてくれて(まぁなんとなく生きてるかなという感はあったが)嬉しかった。
あと、個人的にコワルスキ嫌いじゃないので今回も楽しかった。他の人たち割と生真面目だから、こういう人の存在が微笑ましい。

0
2016年06月22日

「小説」ランキング