【感想・ネタバレ】ユダの覚醒 下のレビュー

あらすじ

ギルドに捕えられたリサは、巨大クルーズ船の船内に作られた研究施設で、『東方見聞録』の失われた章に記述されていた病原菌〈ユダの菌株〉の解明を迫られていた。そして、発症した患者のうち、ただひとり生き残った女性スーザンに解明のヒントがあると確信する。一方、グレイは両親を人質に取られたまま、セイチャンとヴァチカンの考古学者ヴィゴーの協力のもと、〈天使の文字〉を解読しつつ、『東方見聞録』の失われた章に記された場所にたどり着きつつあった。そして、モンクはリサを救出し、クルーズ船から脱出する算段を立てていた……歴史と科学の道筋が、ある世界遺産の一点を示す中、世界各地でも新たな患者が発生し始める……。果たして〈ユダの菌株〉とは一体何なのか? グレイの両親の運命は? そして、組織を裏切ったセイチャンは本当に信用できるのか……?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今回はなかなかファンタジックな結末でした。かつての敵セイチャンも、次回から実質仲間になりそうな予感。典型的なツンデレですね。モンクは…生きていて欲しいと思いつつ、それだと出来すぎかと思っていたら…生きているようですね。今までの3作の中では一番面白かった。

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2017年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第3弾の下巻。
いよいよ二手に分かれていたギルド、シグマフォースの面々がひとつの場所に合流する。それがなんとカンボジアのアンコール遺跡群。
確かに、これまでも人類が辿り着くことのなかった密林等を切り開くことで人間に感染することのなかったウィルスが新種となって人間に感染するようになった例は枚挙にいとまがないが、まさかそれとマルコ・ポーロの旅、アンコール遺跡群をつなげてくるとは、してやられたという感じ。しかも、数年前に訪れたことのある遺跡群が物語の中で生き生きと描かれ、非常に重要な要素を与えられているとなると読み手としては格別の思いがある。
それはさておいても、結末までいったいどうなるのかとハラハラしながら読み進んだ。ペインターが絶妙なタイミングで現れるあたりはまさにアメリカ映画チックであり、ご都合主義と呼ばれても仕方ないが、まあそれはご愛敬というものだろう。
それにしても、どうして作者は人の良いモンクだけにこうも過酷な運命を与えるのだろうか、、、、

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2013年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結論から言うと面白かった!
絶対①から読むべきだったよね〜
全部読みたい〜けど、この上下だけでも結構なボリュームだったなぁ、ぼちぼち長かったよぉ、、進まなかったよぉ、、
誰が一番頑張ったって、グレイの両親よなぁ
このシリーズ初めましてだったからわかんなかったんだけど、作者さん、キャラはあんまり殺さないスタイルなんかな
最終的にモンクまで義手動くしな
中には結構容赦なく殺していく作者さんもいるからなぁ、、
まぁ原住民の扱いひどいけどね
科学、歴史うんぬんの話は詳しくないからなんともいえないけど、後半スーザンの「よくわかんないけど行かないといけない気がする!」はちょっと無理があるなぁ。
そしてめっちゃ歴史的価値あるものガンガン壊していくよね、大丈夫か?笑
そしてペインター、この800ページ越えの中で何してたの?とはなる

いや、おもしろかったのよ!結論から言うと!




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2025年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マルコ・ポーロ
名前だけは知ってるけどね。
そうそう、
ヴェネチアから中国まで旅した人。
つか、
17年もフビライハンの下にいたってのは知らなかったし、
フビライが嫁に出した人とできちゃったみたいのも知らなかった!
まぁ、
過酷な旅をしてれば吊り橋効果でできちゃうよね。


天使の文字って、
アレイスタークロウリーが最初に天使の文字を考案したものだと思ってた。
違うのね。。。


現在9巻まで読んでますが、
主人公のグレイのお父さんが認知症である必要ってなんだろう?
主人公を普通の人なんだよ!
と、
表現したいが為の役割なのかな?
もしくは、
普通にアメリカでも認知症が問題になっててとりあげた?
今回お父さんがややかっこよかったけどね。
必要なのかはいまだに不明。


この頃のセイチャンが好き!
後半になるにつれて微妙になっていく。。。
と、
ヴィゴーも1番好きなキャラ!


モンク!
死んじゃったと思うよね。
死んじゃった?
生きてる?
それは次の巻で!
と、
モンクもの職場恋愛はちょっと日本では考えられないのですが、
そういう懐の深さもアメリカなんですかね?


コワルスキは目の前にいたらうざいだろうけど、
いい味が出てるのは否めないし、
ちょっと、
最近では好きになってるので、
微妙な方もあきらめずに読んで好きになっていってほしい!

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2019年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いくつものストーリーが平行して進むパターンは前回同様で、なれてきたのか今回はついていくのが大変じゃなかったです。前回からあまりときを置かず読んだせいか、人間関係もチャンドラー覚えていて、すんなり読み進めることが出来たし話も面白かった。モンクのことでずっと心配してて、ダメだったかと悲しくなったと思ったらまさかの?そして明らかにされないまま終わるしセイチャンのことが今後は気になるし。早く続編を読まねば!

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2016年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

米国で発行されたのが2007年。国内で翻訳版が出たのが2012年。コロナが騒がしい昨今、10年以上前に世界的なウイルスの脅威を扱っているのが興味深い。

一応マルコポーロの東方見聞録が題材になっているけど、歴史的な謎や神秘的な伝承なんかはほとんど出てこない。基本はドンパチ。

終盤は熱い展開が待っているし、伏線や会話も巧妙で楽しい。けど長い。どんなピンチになっても主人公サイドは助かるんでしょと思ってしまう。同じような展開が繰り返されるので途中飽きる。読むのをやめようかと思った。
科学的な話かと思いきや、なんか結局は、よくわからないけどそういうこともある的にまとめられちゃうのも相変わらずだし残念。

だからこそモンクが亡くなったのは意外。と思わせつつ、どうやら生きているっぽい終わり方。なんなんだ(笑

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2023年04月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シグマフォース隊員が敵テロリスト集団からの脱出と、マルコ・ポーロと疫病のピースがいよいよつながる下巻。

歴史、科学的におかしな事を言わずにここまでのフィクションを作り出すのはスゴい。

最後は駆け足過ぎたかな?

ただ面白いなーと思ったのは
ヒトゲノムのうちでアクティブ化されているのは僅か3%であり、残りの97%はジャンクコードらしい。
そこに未知の可能性が秘められているのか、もしくは未知の脅威への予防策が秘められているのか

というところ

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2014年11月15日

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