【感想・ネタバレ】絵本作家の恋のレビュー

あらすじ

絵本作家・高坂遥人の甥っ子は、人気俳優の高坂奏汰。幼いころ「遥人と結婚する」とぐずる奏汰に、「二十歳になったら」と言ってしまった遥人は、奏汰の二十歳の誕生日に「約束を守れ」と詰め寄られてしまう。大人になれば諦めるだろうと思っていたのに、逆に大人になったことを証明すると言い出した奏汰に襲われてしまった遥人。自分の感情と奏汰の立場を思う気持ちとで悩む遥人だったが、そんな中幼いころの奏汰をモデルに描いた絵本が映画化されることになって……!? 人気俳優×絵本作家のハートフル・ラブストーリー!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 絵本作家の高坂遥人の甥っ子は巷で話題の人気俳優・高坂奏汰。
 奏汰は、遥人が描いた絵本が映画化された際に、主役をやったことで子役とデビューし、そのまま人気俳優へとなってしまったのだった。
 そんな奏汰は幼い頃「遥人と結婚する」とぐずって聞かなかったことがあった。そんな時、しかたなく遥人は「二十歳になったら」と約束してしまったのだった。
 すると、奏汰の二十歳の誕生日当日、ロケを無理やり抜け出してきた奏汰が、「約束を守れ」と詰め寄ってくる。
 遥人としては、大人になったら諦めるだろうし、そんな約束なんて忘れているものだと思っていたのだが、逆に大人になったことを証明する、と言い出した奏汰に襲われてしまう。
 すんでのところで、最後まではせずにすんだものの、なんとなく自分の気持ちが奏汰に傾いているのに気が付いていた遥人は、そんな気持ちや男同士やおじと甥という関係に対して悩む。
 そんな時、幼い頃の奏汰をモデルに描いた本の続編が映画化されることになり、その主演を弟が演じる話に嫉妬した奏汰は……?

 という話でした。

 一途におじを思い続ける甥と、立場もあってそれに素直に答えられないおじの話。
 どちらかというと、遥人はぼんやりさんで、面倒見がよくて、なかなかノートは言えないタイプ。でも、筋が通ってないわけではないので、だまされたりはしない。いやなことはいや、とはっきり言える子。
 一方の奏汰は、おじ至上主義な青年。遥人のことであれば、幼稚園に通う弟にだって嫉妬する。けれど、遥人のためなら一生懸命で、寸止めだって我慢する。

 そんな感じの二人の話。
 最後は結局、遥人が折れる形でうまくまとまってハッピーエンド。
 年下攻めにはよくあるパターンですが、奏汰がかわいらしくやきもちをやくので、ベタベタだけどいい感じの話でした。

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2012年05月03日

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