あらすじ
「かわいい声でもっと鳴くんだ」親族の苦境を救うため、恐しい噂が絶えない伯爵、クラウスとの結婚を決めたフローラ。晩餐時、怪しい飲み物を勧められクラウスに首筋を吸われて自分も悪魔の仲間になったかと誤解。勝手に人を襲わないよう自分をベッドに拘束したところをクラウスに見つかり、身体検査をされることに。「きみのここは私に触れられて嬉しいようだ」美貌の夫に弄られ舐められて熱くなる身体。私は一体どうなるの? 蕩ける甘さのロマンティックコメディ!
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まさにTL小説って感じで凄く良かった
ストーリー自体もよく、なぜ悪魔と言われるかとか
父親が誰なのかとかそういった所もTL小説だとご都合主義の無理やり設定が多い中、これは凄くすんなりと納得出来た
ただ悪役が罪を改心して修道院で穏やかに暮らしましたって所は悪い意味でまさにTL小説だなって思った
大概のTL小説だと悪役への罰は主人公が悪役を庇い、罰しないようにしてと言ったり、軽い罰で終わらせてと言うから
本当に軽い罰で終わる事が多い、だからはっきり言ってスッキリしない
面白かったですが、・・・。
天才領主のヒーローと妄想乙女のヒロイン。
架空の時代とは言え、奴隷や気象学、宗教など、歴史の問題を時代を無視してミックスしています。一途なヒーローはもっと年上かと思っていたら21才。文章からずっと年上かと思ってました。ヒロインの年齢は?どっかにあったかな?
冒頭の出来事と物語までは、8年経っているそうです。冒頭のヒロインの描写は幼な子で4、5才くらい?でもそれだと12才。よくて、6才。それだと14才。そんなに訳無いので、肖像画の16才の母親を年下っぽく書いてあって、17才以上?なら最初は9才?わかりませんでした。12年くらい経っていれば、ヒロイン最初6才、今18才。ヒーロー最初15才今27才。それならすんなりでした。
ラブコメ要素は無く、悪役女の怖さが残ります。
Posted by ブクログ
思い込みが激しく妄想癖のあるヒロインと、頭が良すぎて異端審問にかけられてしまうような知的ヒーローのお話。
あらすじにラブコメディと書いてあったのですが、私にはコメディとは思えませんでした。ごくまっとうな、王道ラブストーリーです。
お金で買われた花嫁と謎めいたヒーローのラブロマンスの中に、農業革命やら言葉の通じない外国人奴隷やら異端審問などの要素が散りばめられていたのは面白かったのですが、ちょっと詰め込みすぎではないかな…。
序盤で炸裂していたヒロインの妄想癖も中盤以降はまったく出てこなかったし。
しかし、なかなか本心は出さないまでも、ヒーローがとにかくヒロインを溺愛しているさまはとてもよかったです。