【感想・ネタバレ】ダメ親と呼ばれても学年ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させた母の話のレビュー

あらすじ

偏差値30から慶應義塾大学に現役合格した姉(さやか)、父親のスパルタ教育のせいで思春期に自暴自棄になってから立ち直った弟(長男)、不登校状態から上智大学に合格した妹など――いま話題のビリギャル家族のすべてがわかる、何度も泣ける、本当にあった物語。不遇を極めた祖母、母、娘(さやか)と受けつがれた「折れない心」。その心は、どん底の家庭環境のなか、どのように伝えられたのか?「親族になけなしの金を生涯むしられた自分の母に、幸せな家庭を見せたい」――そう願って、母・ああちゃんが始めた夫婦生活は、すぐに冷え切り、怒声が飛び交う家に。そんななか、ああちゃんは改心し、全く新しい子育てを始めます――爆発的ながんばりを、あなたの子どもからも引き出せる、感動的な気づきを満載した内容です。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】

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Posted by ブクログ

ネタバレ

中2の娘にすすめられて読みました。
夫との不仲で経済封鎖を受けたり、子どもたちが不良グループに入ったり不登校になったり、ほんとに壮絶でしたが、子どもたちを信じて試行錯誤して、最終的には家族全員幸せになれた話でした。ほんとに素晴らしい。何回か泣きそうになりました。(いや、ちょっと泣きました。) 子どもを叱るのはデメリットしかないとのこと。私も子どもたちへの接し方を改めようと思えました。
大人になってからあんまりこういうノンフィクション物を読まなくなってましたが、たまにはいいなと思いました。

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2024年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子供(長女)の話を手をとめてちゃんと聞くようにしようと改めて思う。長男へのだめだしも必要ないよね・・と反省。

以下、本文より
だから、足の速い子に抜かされたっていいんだよ。頂上につけば、一緒だもん。その代り、山には山の神さまがいらっしゃって、たぶん他人を無理やり押しのけて、自分だけ登れればいいと思っている子は嫌われると思うんだ。
一見楽をしたつもりが、不思議と、その子のとこだけ道がもっと険しくなっていく。みんなに冷たい目でみられてたら、同じ道だって、もっとつらい道に思えてくるからね。でも逆に、困ってる人に声をかけて通って来た子には、みんなもあたたかく反応してくれるから、道も少しは楽に見える。だから、負けないように、他人を蹴落とす気持ちで押しのけて行くより、思いやりを育てながら助け合って登っていくほうがいいんだ。

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2020年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

い図。目についた育児書はとりあえず目を通したくなる最近。ビリギャルのお母さんが書いた本ということで、興味本位で手に取る。

ああちゃんさんも、育児中、育児書を読みあさったらしく、そこは共感。夫婦間のイザコザや家族親族の赤裸々な話に触れていたところはすごい勇気だなぁ。

まえがきに、子育て中の人たちに反面教師、転ばぬ先の杖にして欲しいとあった。育児書や育児エッセイ、育児にまつわる本に多く当たっていて、良いなと思うのは、色んな親、家族、子どもがいて、それぞれに喜びや迷いがありながら試行錯誤していて、私たち家族も、自分と子供の性格や家族の様子を見つめながら、試行錯誤していけば良いんだなと思えるところ。色んな子育てや教育姿勢を垣間見て、そんな考え方や行動もあるのかと知ったり、自信をつけたり、時に不安になったり。
とにかく参考例が多く頭に入ってくることで、自分や家族、そして周りの人に対してや、色んなことに対して寛容に、大らかになれる、余裕を持てる。(…もちろん自分の考えに固執してしまったり、余裕が無くなることも多々あるんだけれども。)
元から割と頭が固くて頑固なところがある自分であることは自覚しているので、事前に本等で情報を得て、少しでも柔軟に考える力をつける努力が必要とも思っていて、その一環で読んでいるというところもある。
本書も、そんな中、読んで良かった一冊となった。
2017/8/24

◆引用
筆者のお母様の口癖=「罪を憎んで人を憎まず」

・p46…児童心理学者 平井信義先生や、教育者の長谷川由夫先生などの、本当に子どもを幸せにできる、すばらしい育児書にも出会えたのでした。
→全編通して、この2人の先生の考えが出てきていた。聞いたことのある名前。読んだことあるかも?一度読んでみよう。

・p173…坪田先生は、「"やる気スイッチ"なんて便利なものは、ないんですよ」(中略)「"やる気"になってから"できる"ようになるんじゃないんです。小さな"できる"体験を積み重ねさせることで、達成感が出てきて、だんだん好きになり、その後でやっと"やる気"になるんです。テニスでも、サッカーでも、勉強でも同じことです」

・p189…「自分がやってやっている」「やってやったのに」(中略)親は、いつでも子どもを信じ、子どもが自らの意思で、自分の望む幸せを見つけ、そしてそれを自分で手に入れるのを、あくまでも「手伝う」べきたと思うのです。

・p202…いつかみな、時期が来たらするかもしれないことを早くやってしまっただけで、"悪い子"と断じるのは、私は違うと思います。

・p234…正しさだけの旗を掲げて、人をなじったり、戒めるばかりで、思いやりやユーモアのないやり方が、嫌いなのです。(中略)叱ることは、誰にでもできます。 でも、思いやりを持っている人は、怒るのではなく相手にわからせようとするものだと思います。

・p235…孔子の柿の木の話

・p240…平井や先生も、成果ばかり考えて、習い事をさせることは、よほど性に合った子以外には、むしろ弊害が大きいとおっしゃっています。 子どもの豊かな感性を育むには、子ども自身が好きで通う習い事でなければいけない、ということです。 それでこそ、個性や才能が育まれていくのでしょう。

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2017年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みながら、随所で泣いてしまった。
ああちゃんが、子育てで悩む姿が、自分と重なってかな。
悩むよね子育て。
自分なりの答えを出して、自分自身も成長していく。
「育児は育自」だと、思い出させてくれる本でした。

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2015年06月01日

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