あらすじ
偏差値30から慶應義塾大学に現役合格した姉(さやか)、父親のスパルタ教育のせいで思春期に自暴自棄になってから立ち直った弟(長男)、不登校状態から上智大学に合格した妹など――いま話題のビリギャル家族のすべてがわかる、何度も泣ける、本当にあった物語。不遇を極めた祖母、母、娘(さやか)と受けつがれた「折れない心」。その心は、どん底の家庭環境のなか、どのように伝えられたのか?「親族になけなしの金を生涯むしられた自分の母に、幸せな家庭を見せたい」――そう願って、母・ああちゃんが始めた夫婦生活は、すぐに冷え切り、怒声が飛び交う家に。そんななか、ああちゃんは改心し、全く新しい子育てを始めます――爆発的ながんばりを、あなたの子どもからも引き出せる、感動的な気づきを満載した内容です。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
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Posted by ブクログ
読んで本当に良かった本。
自分の子育て・・・確かに自分本意の毎日。時間に追われてると、ここまで子どもに寄り添えないのが現実の自分を反省。
子ども個人個人の個性を活かせる世の中で、みんながまっすぐ育って欲しい。そんな世の中になってほしい。
まずは自分が少しでも子供の良き理解者になれるようにしていきたい!
Posted by ブクログ
中2の娘にすすめられて読みました。
夫との不仲で経済封鎖を受けたり、子どもたちが不良グループに入ったり不登校になったり、ほんとに壮絶でしたが、子どもたちを信じて試行錯誤して、最終的には家族全員幸せになれた話でした。ほんとに素晴らしい。何回か泣きそうになりました。(いや、ちょっと泣きました。) 子どもを叱るのはデメリットしかないとのこと。私も子どもたちへの接し方を改めようと思えました。
大人になってからあんまりこういうノンフィクション物を読まなくなってましたが、たまにはいいなと思いました。
Posted by ブクログ
ああちゃんのようなお母さんになりたい。
ご自身の失敗体験から、何があっても子どもを信じ抜く姿勢に変え信頼関係を強く強くしていったああちゃん。
3人の子どもたちもみんなそれを受け取って、素直に自信を持って生きている今に、私もそうなりたいと思う。
無償の愛を注がれて、満たされて、初めて自分のこれからの人生をポジティブに考えられるのかもしれない。
みんな誰かの大切な人である。
愛に気づくことからはじまる。
Posted by ブクログ
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ヒット作『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の主人公さやかちゃんと、そのご兄妹を育てたお母さんのノンフィクション。
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けっこうセキララに家族問題が書かれてあり、夫婦間に問題があると、こどもにどう影響するか、そこからどうやり直すか、身につまされるエピソードがたくさんありました。
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それと、巻末の坪田先生の心理学ガイド、ためになりました。
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このシリーズを通して言えることは、とにかく「信じる」「愛する」に尽きます。
読んでみて思ったのは、これさえしておけば、後悔はないだろうなってこと。
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Posted by ブクログ
ビリギャルのさやかちゃんと弟と妹の
子育てを母親メインで
描かれている小説ですね!
子どもを叱らない教育、
愛を伝えていく、
お母さんの想いが子どもたちや
父親の心を動かしていました。
今子育てをしている方、
もうすぐお子さんが生まれる方は特に
必見です!
一見甘やかしてるだけと思いがちですが、
素直で本当の意味でいい子に育つ。
素敵なお話です。
心強いです
子育てしている人は、置かれている環境など様々だとは思います。
ただ、どんな環境でも、子供への思い遣りとは何かに気づかせてくれる一冊です。
Posted by ブクログ
ビリギャルの母親著。ビリギャル本人の回想も随所に、さらに妹さんの文まで挟まってる。ビリギャルの映画を観て手にした本だが、このお母さんの姿勢には心底感心する。躾は害悪、それよりも信頼と愛情が大事であると示している様に思う。従来の教育論は型重視で実は親や教師の為、それもつまらぬその場の体面繕いでしかなく、全然子供の為になってない事が多そうである。他、大筋アドラーやバシャールに繋がろう話でもある。凄く正しいことを言っているんじゃなかろうか、この人はと思わせる著書である。
Posted by ブクログ
この本は、僕の友達である人(深い意味ではありません)には、本当に読んでもらいたい本です。
僕と友達でいてくれている人というのは、僕の価値観というか考え方を理解してくれている人、と勝手に思っているとすると、この本のビリギャルのママであるビリママとされる、あぁちゃんのすごさ、は、本当に感動しました。
すべてを受け入れる、この人ほどすごい育て方は、ない、と、本当に思いました。 自分の育った環境から、自分が試してみた経験から反省し、自分の行動を変え、子供たち三人をそれぞれ素晴らしい大人に育て上げたあぁちゃんすごすぎ。
ビリギャル、ビリママ、本当に賛否両論あると思いますけど、特に「しつけ」議論もあると思いますが、子供たちは家の外では十分にストレスにさらされ、戦ってきている、せめて家ぐらいは、のびのびリラックスできて、守ってあげられる場所、絶対にこどもたちを守る、それが先生でなんぴとであれ戦ってくるあぁちゃん、感動です。 世間の常識に左右されず、絶対に子供の味方になる、世間の常識に判断されない、子供たちを信じ、子供たちの可能性を伸ばし、そして結果を出した。
自分では子供に厳しく当たりすぎて反省しかりです。
今日ちょっとアプローチをかえただけで飛躍的に子供の行動が変わって少し驚いています、って本に関係ないですが。
ぜひ、僕の友達関係である人には読んでもらいたい。
特にFJ関連の方々、会社関連の方々。
心よりお勧めします。 あ、斜めにレビュー読まれた方ごめんなさい。 でも絶対お勧めですよ。
Posted by ブクログ
子供(長女)の話を手をとめてちゃんと聞くようにしようと改めて思う。長男へのだめだしも必要ないよね・・と反省。
以下、本文より
だから、足の速い子に抜かされたっていいんだよ。頂上につけば、一緒だもん。その代り、山には山の神さまがいらっしゃって、たぶん他人を無理やり押しのけて、自分だけ登れればいいと思っている子は嫌われると思うんだ。
一見楽をしたつもりが、不思議と、その子のとこだけ道がもっと険しくなっていく。みんなに冷たい目でみられてたら、同じ道だって、もっとつらい道に思えてくるからね。でも逆に、困ってる人に声をかけて通って来た子には、みんなもあたたかく反応してくれるから、道も少しは楽に見える。だから、負けないように、他人を蹴落とす気持ちで押しのけて行くより、思いやりを育てながら助け合って登っていくほうがいいんだ。
Posted by ブクログ
私はああちゃんみたいにはなれなかったなぁ…と反省ばかり。見方によっては自分の子ども第一で、もしかしたらモンスターペアレント扱いされてしまうような言動もあるけれど、それは自分の子どもたちを疑いなく信じてることの裏返しなのかなぁと。学校の先生や周りの顔色窺っちゃうと思うんですよね、だいたいは。
Posted by ブクログ
い図。目についた育児書はとりあえず目を通したくなる最近。ビリギャルのお母さんが書いた本ということで、興味本位で手に取る。
ああちゃんさんも、育児中、育児書を読みあさったらしく、そこは共感。夫婦間のイザコザや家族親族の赤裸々な話に触れていたところはすごい勇気だなぁ。
まえがきに、子育て中の人たちに反面教師、転ばぬ先の杖にして欲しいとあった。育児書や育児エッセイ、育児にまつわる本に多く当たっていて、良いなと思うのは、色んな親、家族、子どもがいて、それぞれに喜びや迷いがありながら試行錯誤していて、私たち家族も、自分と子供の性格や家族の様子を見つめながら、試行錯誤していけば良いんだなと思えるところ。色んな子育てや教育姿勢を垣間見て、そんな考え方や行動もあるのかと知ったり、自信をつけたり、時に不安になったり。
とにかく参考例が多く頭に入ってくることで、自分や家族、そして周りの人に対してや、色んなことに対して寛容に、大らかになれる、余裕を持てる。(…もちろん自分の考えに固執してしまったり、余裕が無くなることも多々あるんだけれども。)
元から割と頭が固くて頑固なところがある自分であることは自覚しているので、事前に本等で情報を得て、少しでも柔軟に考える力をつける努力が必要とも思っていて、その一環で読んでいるというところもある。
本書も、そんな中、読んで良かった一冊となった。
2017/8/24
◆引用
筆者のお母様の口癖=「罪を憎んで人を憎まず」
・p46…児童心理学者 平井信義先生や、教育者の長谷川由夫先生などの、本当に子どもを幸せにできる、すばらしい育児書にも出会えたのでした。
→全編通して、この2人の先生の考えが出てきていた。聞いたことのある名前。読んだことあるかも?一度読んでみよう。
・p173…坪田先生は、「"やる気スイッチ"なんて便利なものは、ないんですよ」(中略)「"やる気"になってから"できる"ようになるんじゃないんです。小さな"できる"体験を積み重ねさせることで、達成感が出てきて、だんだん好きになり、その後でやっと"やる気"になるんです。テニスでも、サッカーでも、勉強でも同じことです」
・p189…「自分がやってやっている」「やってやったのに」(中略)親は、いつでも子どもを信じ、子どもが自らの意思で、自分の望む幸せを見つけ、そしてそれを自分で手に入れるのを、あくまでも「手伝う」べきたと思うのです。
・p202…いつかみな、時期が来たらするかもしれないことを早くやってしまっただけで、"悪い子"と断じるのは、私は違うと思います。
・p234…正しさだけの旗を掲げて、人をなじったり、戒めるばかりで、思いやりやユーモアのないやり方が、嫌いなのです。(中略)叱ることは、誰にでもできます。 でも、思いやりを持っている人は、怒るのではなく相手にわからせようとするものだと思います。
・p235…孔子の柿の木の話
・p240…平井や先生も、成果ばかり考えて、習い事をさせることは、よほど性に合った子以外には、むしろ弊害が大きいとおっしゃっています。 子どもの豊かな感性を育むには、子ども自身が好きで通う習い事でなければいけない、ということです。 それでこそ、個性や才能が育まれていくのでしょう。
Posted by ブクログ
ビリギャルの本がとてもよかったのでお母さんの本も読んでみた。子供たちを信じて信じて信じぬき、叱らず育てるというのはなかなかできることじゃないと思う。たまたまうまくいっただけなんじゃないかと疑いたくもなる。だけど、親が子供を叱るとき、それは本当に子供のためなのか、実は親の体裁や都合を守るためではないのか。それはずっと自分に問い続けるようにしたい。
最後の坪田先生のお話もよかった。最近ちょうどアドラー心理学に関連する本を読んだばかりだったのですっと心に入ってきた。坪田先生が学んでいた心理学はアドラーだったのね。
Posted by ブクログ
現代の、等身大の母親像を読ませていただきました。
「ああちゃん」の子育て、全てに共感できるわけではないのですが、子どもを信頼し続ける姿勢、自分の夫婦間の失敗談を赤裸々につづる勇気...
母親自身の育ってきた環境や背景が、影響していくことも、強く感じました。
色々と、すごく参考になり、勇気づけられました。
これからも人生は続きます。
ご家族で、どうぞお幸せに...と思いました。
Posted by ブクログ
ビリギャルと同時に購入し、続けて読みました。
ビリギャルを多角的に見れたし、満足です。
子供を育てる立場になったら、また改めて読みたいなと思いました。
Posted by ブクログ
自分の時はどうだったかなと考えながら読み進めました。
子育てってやっぱり難しいですよね。
いい子に育てたいと誰もが思い、日々葛藤しながら自分たち親も成長していくんですよね。
しかも、ああちゃんさんは個性の異なる3人の子育て。
うちもそうでしたが、頑固なご主人ともぶつかり合いながらで、本当に大変だったと思います。
でも今は幸せと言えるって事は本当に自分を信じてこれた、ああちゃんさんだから。
子育て中の方たち(お父様も含めて)に読んで欲しいな~
Posted by ブクログ
読みながら、随所で泣いてしまった。
ああちゃんが、子育てで悩む姿が、自分と重なってかな。
悩むよね子育て。
自分なりの答えを出して、自分自身も成長していく。
「育児は育自」だと、思い出させてくれる本でした。
Posted by ブクログ
ビリギャルがすごく良かったので、こちらも買ってみました。とてもよかった。わたしは教員で、母親ではないので、本編のほうがぐっと引き込まれましたが、この本も読んでよかったなあと思います。
ああちゃんの子育てはすごく素敵だけれど、これだけが正解とも思わない。小さな頃から礼儀をきちんとすることで育つ良さもあるだろうし、ワクワクしないことだとしても、がんばることで成長する子もたくさんいると思います。事実、わたしは厳しく叱られて育ちましたが、そこは有難かったなあと思ってる。
でも、自分の母親に対する気持ちを振り返ってみても、さやかちゃんがああちゃんに対して感じたのと同じように、何があっても絶対にこの人はわたしの味方であり、見捨てないなという確信は持ててたなあ。わたしがさやかちゃんほど素直でまっすぐではないので笑、派手なことはしてなくても、母親を呆れさせることをしたり、お金をかけてもらっている学校をサボったり、あったことや考えたことすべてを正直に話していなかったり、そんなのはたくさんあるけど。
わたしも将来母親になりたいなと思ってますが、ああちゃんのような、もしくは自分の母親のような子育てを徹底することは無理だと思う。でも、ただそこにいることだけを感謝する、受け入れる、それだけはしたいなあ。
"being"で評価する。"doing"や"having"での評価は外がしてくれる。それはそうだ!坪田先生の教えももっと知りたいなと思いました。
Posted by ブクログ
タイトルが全てだなー。圧巻。親としての不甲斐なさをよ読んでは痛感し、涙が止まらなかった。親としての情けなさを認めるのはなかぬか苦しいことだけど、ご主人とも向かい合える姿勢が、ご主人を変えるきっかけにもなったのだと思う。表に見えることだけじゃなく、潜んでいることを顕在化させることで真摯に解決していくには!やはり相手を信じて一緒に取り組んでいくしかないのたと思う。
何度も言い聞かせながら、続けていくことが幸せに繋がると信じたい。
この本をくれた友だちに深い深い感謝。
Posted by ブクログ
3.5よりの!
愛に溢れたお母さんで、姿勢がブレなくて羨ましいなと思った。こういうことが、みんなに難しくない社会になりたいですな。お金も絶対ある程度は必要なんだけど、精神的な豊かさの方がもっと大事だなと思った。
Posted by ブクログ
ビリギャルの母が、経済封鎖をするような夫にめげることなく、さやか(ビリギャル)や弟や妹をどのように育てたか。子供たちを思う母の心に頭がさがる。
Posted by ブクログ
夫婦の不仲が3人の子供の子育てに大きな影響を与えるが、母親ああちゃんの子供の自主性を重んじた育児方針に切り替えることにより立派な人に育つ。何か我が家と似たところが多々あり、身につまされた。
Posted by ブクログ
作者の子育て法には賛否両論あると思われる。私も全てよいとは思わない。しかし、子を思う愛情の深さ、子を信じ、子供のために生きるその姿勢を素晴らしいと思った。
子育て法に正解などなく、子供の数だけ、親の数だけ無数にあるだろう。だれもが時には失敗し、迷い、やり直し、そんな日々を経てゆくことだろう。
けれど、それで良いのだと、親はただ子供を信じ愛するだけ、見守り続けていくだけなのだと思った。
時には自分の子育てと重ね合わせて読みながら、胸が熱くなったり、涙ぐんだり、いろいろ考えさせられる本だった。