あらすじ
高校一年の千幸は、父が電車内で痴漢を働き、咎めた男性を線路に転落死させたと知らされる。妹の夕美と協力し、父の汚名を晴らそうと独自に調査した千幸だったが、叶うことなく家族は崩壊する。十年後、看護師として働く彼女の前に過去を彷彿させる女性が現れ、明らかにされた慟哭の真実。その時、千幸の胸に去来した想いは……。長篇ミステリ。
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Posted by ブクログ
黙々と読み進めてしまった一冊。
内容自体はとても面白かった!
誰もが誰かを信じたいと願う気持ちが強く感じられた。
残念なのが妹の結末。妹はひょうひょうとした性格だと捉えていたのでその展開に非常に驚き悲しかったがそう見える人も心の中は色々なことを思っていて上辺だけじゃわからないという意味も込められているのかな、、?
Posted by ブクログ
父親が電車内での痴漢の疑いをかけられ、その行為をとがめた若者が電車に轢かれ事故死、父親も病院から飛び降り死ぬ。中学生と高校生の2人娘の平凡な平和な家庭が崩壊してゆく。妹はいじめにあい自殺し、母親はアルコール中毒で病死する…不幸が積み重なる。これが過去。
10年後、姉は看護師になり、死んだ若者の妹が患者として再会し、真実が明らかになってゆく。これが現在。
過去と現在が章立てで交互に話が進む。結局は痴漢は冤罪であり、死んだ若者が金策のために計画した美人局であることが最後にわかる。
登場する人物たちは、ほぼ不幸。しかし主人公たる姉が前を向いて歩き出すエンディングだったことだけが救いか。
痴漢冤罪、怖い。
埼京線に乗りたくない。