あらすじ
平戸藩の江戸屋敷に住む静湖姫は、微妙なお年頃のお姫さま。
大晦日の夜、おかまの店で飲んだくれていると「来年はもの凄いモテ年になる」と占われる。
年が明け、三十一歳になるのを機に習い始める三十一文字の和歌の会に参加すると、なんと屋根の上に死体が発見された。
この奇妙な謎を解こうと奮闘する姫の前に、素敵な男性が次々と現れて……。恋に事件に、花のお江戸を駆け巡る!
大人気著者が放つ「姫は、三十一」シリーズ、全7冊合本版!
感情タグBEST3
大爆笑
大爆笑の連続です。
こんな定番な笑いをふんだんに散りばめられて、まんまと笑ってしまう。脱力しながら楽しめる。
時代小説としてはライトだし、現代の面白さをそのまま江戸時代に持っていった感じですが、私は凄く好きです。
本に埋もれて暮らしている母に勧めたら、おかしすぎると喜んでいました。
楽しく読める人は多くないのでは
『妻は、くノ一』にチラッと出てくる松浦静子が主人公。
『妻は、くノ一』の彦馬の影響もあり、静子姫が謎解き屋(探偵のようなもの)を始める。
静子姫の前に次々と現れる男達の力を借りて謎を解いていく。
合本のため一通り読んだが、結末もなんだかなという感じだった。『妻は、くノ一』と同じように軽く読めるのかと思ったらドロドロした女の内面が描かれていて読み進めるのが辛かった。