あらすじ
こころが疲れていると、マイナス思考になって、自分を責めてしまう…なんて経験はありませんか? そんなとき「こころのバランスを取り戻す」手助けとなるのが、“認知行動療法”です。本書では、 認知行動療法の第一人者である精神科医 大野裕先生監修のもと、毎日を軽やかに生きるためのヒントを、憧れだったCAになって4年目の主人公の失敗と成長を通して、今谷鉄柱さんのマンガでわかりやすくご紹介します。■「うつ度チェック」「日常活動記録表」「7つのコラム」付き【ストーリー】CAになって4年目の道端ひかり。子どもの頃からの夢が叶ったのに、職場で頑張りが空回りして自己嫌悪に陥ることも……。そんなとき先輩を通して、こころのバランスを取り戻す「認知行動療法」と出合い、自分の気持ちを整理することで、八方ふさがりに感じていた状況から抜け出すヒントを掴んでいく――。
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Posted by ブクログ
うつ病…というか、うつ病にならないために認知行動療法の考え方を取り入れる、という視点で書かれた本かな、と思いました。
自分でできるセルフケアや、認知再構成法など、ある程度の理解力や内省する力があれば、自分でもできるかも…と思います。
が、そんな都合よく漫画の「吉岡さん」みたいな人がいるわけではないので(笑)カウンセラーと一緒にやった方がいいのでしょうね。
Posted by ブクログ
ドジっ子のCAが凹んでは回復するお話の中で、心を前向きにする手法を解説している。スチュワーデス物語っぽい漫画。ただし教官が優しいお姉さんで、認知行動療法にやたら詳しい。
落ち込んだり、悩んだりした時に役に立つ。
ただ重度のうつ病に即効的に効く本ではない。
下記のような点は役に立つかも。
・誘いは断ってもいい、必ずしも相手はそれを気にしない
・気分を天気のように表して残しておくと、自分を分析するのに役に立つ
・自分の認知の癖を知る(認知再構成法=コラム法)
3つ目は以下のようなコラムを書き続けると、自分の思考の癖が見えてくるらしい。
1 状況
2 気分(分析前、何%か)
3 自動思考(浮かんできた考えはどんなこと?)
4 考えを裏付ける根拠は?理由は?
5 反証(その根拠から考えたことは本当に正しい?)
6 適応的思考(別の考え方をしてみると?)
7 今の気分(分析後、何%になった?)
ちなみにお話では、新しく配属されたチームのリーダーに冷たい対応をとられて落ち込んでいることでコラム法を試し、「そこまで嫌われてるわけじゃないかも、関係は改善できるほうほうがあるかも」という考えに変えられた、というケースとなっている。こういうことをちょっと落ち込んだ時に、やれる癖ができるといいかも。