あらすじ
東京大学法学部の3年次に司法試験、翌年には国家公務員I種に合格。在学中4年間を通じて“オール優”を取り、学部を首席で卒業。財務省勤務を経て、現在は弁護士として活躍中の山口真由さん。最近はテレビ番組のコメンテーターも務めます。これまで、いかにして膨大な情報を頭にインプットしてきたのか、その勉強法・記憶法について紹介した著書が大きな注目を集めました。本書では、仕入れた情報をどのようにとらえ、自分の考えとしてまとめ、それを伝えていくかといった、ビジネスの場に欠かせないアウトプット、パフォーマンスの要点を解説しています。勉強法と思考法で共通して重要なのは、まず全体を見通して把握したうえで、個々の情報を記憶・判断していくということ。その能力を「俯瞰力」と名付け、高所大所から物事を眺めて、自分の頭で考え、行動するためのコツをご紹介します。
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Posted by ブクログ
長いこと積ん読にしてたのであわてて読む。
著者の社会人としての体験記といった感じ。俯瞰力は大事。かるい感じで読める。学生さん向け。
下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:
17:どんなに仕事ができても、視野が狭い人はその視野に見合った責任しか与えられない。俯瞰して物事を見ることができる人が上に立つ。
29:全体を見ることができる人は感情に振り回されない。周囲を見る力と先を見る力を伸ばせば、俯瞰力がつく。
45-46:誰かがいけにえになりつるし上げられる社会は、自分がそうなりたくないので同調圧力が加わり、みんなでいけにえを攻撃するようになる。
96:自分を俯瞰するには、自分を小説の主人公のように考えるとよい。
132:人はその人の発言内容よりも、先ず外見を気にして先に判断する。外見は大切。
139:相手の名前と顔を覚えることは、自分のファンを作ること。
142-144:フランスの王、アンリ二世の話。自分が不遇の時代に愛情を注いでくれた20歳も年上の女性、ポアチエを生涯大切にし続けた。不遇の人を大切にし、軽んじないこと。
188-189:関心の幅が広いことは、俯瞰力のある人に共通の特徴。