【感想・ネタバレ】ワルキューレのレビュー

あらすじ

ハリウッドも注目する物語の“語り部”=漫画原作者・土屋ガロン(狩撫麻礼。『ルーズ戦記 オールド・ボーイ』嶺岸信明作画、『リバースエッジ 大川端探偵社』ひじかた憂峰名義・たなか亜希夫作画)が満を持して放ったストーリーに、エッジコミック界の巨匠・和泉晴紀(『かっこいいスキヤキ』『食の軍師』久住昌之との共作ユニット・泉昌之名義)が挑んだ、暗黒ロマン! パッとしない青年ヒロシは、ある日突然、大作映画の主演をしろ、と声をかけられて…。現代最高の「大いなる愚行」=映画に向けて、物語は加速していく!

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黙示あるいは不死鳥

作中の《映画》の内容をご紹介します。
『黙示あるいは不死鳥』
・20XX年某月某日、ほとんど同時刻にテロリストがセットした時限式の核兵器が、世界中の資本主義覇権国家の都市で爆裂した。
・そして次の瞬間に世界中のスーパーマーケットやコンビニの棚から食料と日用品が姿を消した。
・世界中の食料備蓄倉庫は武装したマフィア集団に襲われた。
・数か月後、餓死者があふれ、闇物資が高騰する世界。
あらゆる国家が他国を顧みる余裕を失って、戦争は不可避に思われた、まさにその時…。
アイスランドは国民投票で年齢や国籍を問わず、希望者に安楽死を提供する”安楽死法”を可決した。
・その国民投票は次々と欧州に伝播して…
・ドイツに留学中の日本人。それは家族か恋人か…それとも人類にあてた遺書なのか…
彼の低く淡々と語る朗読は大詩人のようで…
・絶滅する進化の最終段階…それこそが人類なのだ…と古代の予言書に…
プロメテウスの火(核分裂)を手にした時、絶滅のカウントダウンが
・核の冬、寒冷化した地球の有限な穀物を奪い合って、やがて殺し殺される光景が…
・戦争したくない者、殺したくない者が選ぶ権利、安楽死こそ勇敢な死ではあるまいか。
・安楽死薬の名”不死鳥(フェニックス)”。
500年生きると、その巣に火をつけ焼け死んだ後、その灰の中から新しい若鳥が…
不老永生の象徴…フェニックス。
・ワルキューレの乙女。勇敢な死者をワルキューレの乙女たちが天空の城へ運ぶという伝説…
・「世界は人間無しに始まったし、人間無しに終わるだろう」

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2022年09月30日

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