あらすじ
敗戦、そして朝鮮からの決死の引き揚げ。あの時、私は少年の自分が意識していなかった、「運命」の手が差し伸べられるのをはっきりと感じ取った。きょうまで、私はずっと人間の運命について考えてきた--。
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Posted by ブクログ
冒頭の話があまりにも重すぎて、読むのを一度止めてしまいました。しかし、最近、本棚を見た時に、何故か目に止まり、読み出したら、時間を忘れ、いつの間にか読み終えていました。
【宿業】に対する考え方。
変えられないものは沢山あるが、その中でどう生きるか?
私は、「運命は変えられるものではなく、現実をしっかり受け入れる覚悟をもつことで、寄り添えるもの」との認識を得ました。
以前、啓発本が好きで、読めば人生を変えていけると思っていましたが、その認識の甘さを実感しました。
どんな啓発本より役に立つ本だと思います。
最後に、本文より、
【光がさしたからといって、せおっている荷物が軽くなるわけではない。目的地までの距離がちぢまるわけでもない。
しかし、人は闇を照らす光によってたちあがり、長い道筋を重い荷物をせおって歩く力がわいてくる。】