【感想・ネタバレ】厄介と可愛げ【電子限定SS付き】のレビュー

あらすじ

知人の紹介で家事代行のバイトに出向き、勘違いで男に襲われかけた加辺(かべ)。なんとか逃げ出すものの、後日その男・瀬ヶ崎(せがさき)が大学までやってくる。瀬ヶ崎は実は刑事で、元恋人の部屋で相手を待っていたところに現れた加辺を売春の現行犯で逮捕しようとしたらしい。大きな体で平謝りする様子が可愛くて瀬ヶ崎を怒れなくなった加辺は、なりゆきで彼の家で家事代行のバイトを始めることになり!? 年の差ハートフル・ラブ!!
★電子限定描き下ろしショートストーリーを収録!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

一見強面なのに“可愛げ”のある刑事:瀬ヶ崎×しっかり者大学生:加辺の年の差ラブ。“可愛げ”のある男も年の差も好きなので読んでみました。ちょっと照れたみたいに憮然としてる攻とちょっと小生意気そうなきれい系受のカバー絵も雰囲気ぴったり。
別につまらなくはなかったのだけれど、“可愛げ”というよりも、私からすると正真正銘の“ヘタレ”だったというのが正直な感想です。
そもそも刑事の設定は必要だったかなぁ。ストーリー展開上、ただのリーマンでも十分成り立つと思われる。
もしかしたら、刑事なんかしてるぐらい強くてカッコいい彼が、実はこんなにかわいいんです!!ていうギャップ萌え狙いだったのかもしれないけど、その辺りうまく活かされてなかった気がする。
とにかく受が“かわいい”連呼し過ぎ…
かわいいかどうかは読者の判断に委ねて欲しい。
“こんなところがかわいい”“あんなところもかわいい”“こんなにカッコいいのに、実はこんなとこがかわいい”とか受のモノローグで逐一説明し過ぎなのだと思う。
そのせいで『いやいや、それ、ただのヘタレじゃね?』といちいち脳内ツッコミ入れるはめになる。
攻の“かわいい”は、その態度とかちょっとした仕草、セリフとかでもっと表現してくれたらよかったのに…
受がまた異常にしっかり者で天涯孤独で経済的にも困窮してて、状況だけ取ってみれば悲壮感漂ってるんだけど、ある意味取り付く島が無いほど隙がない。
嫌味ではないんだが…なんだろ…危なげなさ過ぎてておもしろくない?
脇キャラの実弟と元彼にいたってはもう理解不能。
瀬ヶ崎が壊滅的に男を見る目がないっていうか、ダメ男に甘いってのはよくわかった。
奇跡的に加辺みたいなしっかり者のいい子に出会えてよかったよ。ホントに。

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2013年03月06日

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