あらすじ
増やすべきは「利益」ではなく「現金(キャッシュ)」!
隠れ負債の発覚、膨れ上がる製品在庫、外資による乗っ取り計画――倒産の危機に直面した会社を救い出せるのは、知識を現金(キャッシュ)に変える「ホンモノの会計力」だ!ストーリーを読みながら経営と会計のセンスを磨こう。
『餃子屋とフレンチでは、どちらが儲かるか?』の著者が描く、ストーリー仕立ての会計入門書第2弾!
数々の粉飾決算をあばきだした熱血会計課長、団達也。こんどは債務超過に陥った会社の建て直しに挑む。ストーリーを読み進めながら、ビジネスに役立つ実践的な知識とスキルが身につきます。
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Posted by ブクログ
とあるズタズタになった会社を救う物語仕立てのお話。
一応管理会計の本で、サラッとした解説を交えながら進んでいきます。
この本では具体的にどうこうではなく、ただ単純に
既存の管理会計を盲目的に信じるのをやめてキャッシュを最優先に考えましょうというものです。
ストーリーが割と陳腐ですが、スラスラ読めるし、そこそこ楽しめました。
Posted by ブクログ
ビジネス本で、具体的な会計手法なども載っていますが、ストーリー仕立てになっていて、これが意外におもしろくてびっくりしました。果たして会社は存続できるのか?経理部長・団達也の運命は?結末が気になって、一気に最後まで読んでしまいました。
Posted by ブクログ
ストーリー仕立てで理解できる管理会計♪♪
他の著書でも紹介されてる概念を、
別の角度から再確認してるイメージです^^
モノ作りは日本の要ですな☆
Posted by ブクログ
利益よりキャッシュが大事であることがよく分かる本です。
初めて聞くキャッシュコンバージョンサイクルという用語がでてきたり、在庫の重要性がよく分かりました。
キャッシュコンバージョンサイクルとは、現金がビジネスを1巡する日数、現金循環日数のことで、
現金循環日数=在庫回転日数+売掛金回転日数-買掛金回転日数
で表せます。
ただ小説としての完成度はもう一つであり、主人公が社長や社員から浮いていくところを表現できていれば物語としても面白いのですが、そこまで望むのは求めすぎでしょう。
Posted by ブクログ
いつの間にかタイトルも、パッケージも変わってしまっていた団達也シリーズの第2弾。
前作で粉飾決算を見抜いて会社の膿を取り除いた団達也ですが、今回はCFOとして会社の再建に取り掛かります。
あいかわらず熱血漢の団達也ですが、空気を読めないところがあって…
こんな部下や上司がいたら気の小さい僕はあっという間に胃に穴がいくつもあいてしまいますね。
今回の会計的なテーマは生産システムの向上。
利益を生み出すための生産体制の構築をどのように行うのかということです。
読み応えもあって勉強にもなる本です。
Posted by ブクログ
こちらもストーリー仕立ての管理会計本。
ただ、『餃子屋~』よりは怨憎とか人間模様とキャラ設定が強すぎて個人的にはやりすぎの印象。そこまでする必要があるのかは個人的に疑問。
でも好きな人は好きだと思うし、それは完全に好みの問題。
こちらもキャッシュフローをいかに迅速に生みだすかというところが説明されていて、面白い。なかなか製造業の現場を見ることがないが、その時が来たらこの本に書いてあるようなことを思い出したい。
かつて読んだ『ザ・ゴール』に似ている感じもする。
Posted by ブクログ
最近、会計の勉強を怠けまくっているので、モチベーションを上げるために購入してみました。
前作が面白かったので、続編も購入しました。
一作目で粉飾決済を暴くのに大活躍した主人公が、CFOとなって会社の改革に乗り出します。
他の方のレビューにもありますが、CFOというかCEOの視点が多分に含まれており、楽しく読めます。
登場人物間の機微なども描かれていますが、それほどはインパクトなく、さらーっと読めてしまいますね。
今回は、株式譲渡やデリバティブ的なテーマがちょい入れされていますが、一作目に比べると会計の存在感は、やや希薄だと思います。
工場の改革では、スループットについても述べられていますね。
一作目よりも、読み物に近づいており、前作が好きな人は続編ということで読んでみても良いかもしれません。
個人的には、強くはお勧めしないかな、という印象。