【感想・ネタバレ】聖地巡礼 ライジング 熊野紀行のレビュー

あらすじ

思想家であり武道家の内田樹と、比較宗教学者で僧侶でもある釈徹宗が、日本人が失っている霊性を再発見するシリーズ「聖地巡礼」。第2弾は多産の空間・熊野を巡ります。今なお日本の宗教性がむき出しとなっている聖地・熊野で内田樹・釈徹宗は何を思い、感じとったのか。巻末には、これまでの聖地巡礼を振り返って「復習」していますので、シリーズ1巻を読んでいなくても楽しめます。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

知識人のお二人が、巡礼部(聖地巡礼をするツアーのようなチーム)と共に熊野を訪れた際の紀行とナビゲートをまとめた書物です。

熊野という地は南方系宗教観に似ていると、たびたび登場する。王子は沖縄ことばの「オウ・チ・キュ」が訛ったのではと民俗学者の五来重さんの説。観音浄土は南。一週間ほどの食糧とともに船に閉じ込めてしまう補陀落渡海と、ポリネシアの信仰に似ている。

三十三は観音様が三十三回変身するところからの数字。青岸渡寺が廃仏毀釈を免れたのは、日本で最も古い西国三十三所だということがあるのでは。

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2021年04月28日

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