あらすじ
古い信仰が根強く残る閉鎖的な孤島で、7年ぶりに開かれる大祭─。人気ミステリー作家の串田寥生(くしだりょうせい)は、次作の舞台として興味津々。島の出身で担当編集者の神凪守(かんなぎまもる)は、密かに想いを寄せる串田に請われ、取材で島に向かうことに。ところが、そこで見たのは、実家と神社を繋ぐ隠し通路、祭壇に飾られた乳児の白骨…。守は帰りたい気持ちとは裏腹に、推理が冴える串田に想いは募り!? ※口絵・イラスト収録あり
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Posted by ブクログ
ミステリー作家の串田と担当編集者、神凪守
余所者を受け付けない神凪の故郷島の因習、隔離された島で起こる事件、謎の地下牢などてんこ盛りで引き込まれます。伏線が散らばり、最後の回収まで本当に面白かったです。
神凪の少々他人の悪意に鈍感で、でも真っ直ぐな所が可愛いく、真面目なのに情事になると無茶苦茶エロくなるのは美味です。
串田の思考回路の面白さと、表に出さないけど、神凪を溺愛している姿が善きでした。
Posted by ブクログ
『眠る劣情』のスピンオフ。
恋愛モノとしてみると、☆3つ。
推理小説としてみると、☆5つ。
なので、間を取って☆4つ。
ただ、犯人(?)はかなり早い段階で見えてきた。
串田のキャラが苦手。
けど、あのキャラだから、この本(ストーリー)は成り立っている気がする。
ただ、いまいち串田の感情がつかめなかった。
『恋人』となってからも、ちゃんと守のことを好きなのかは見えてこない。
また、守にしても、串田の中身じゃなく外見が好きなんだとしか見えてこない。
『眠る劣情』よりもこちらを先に読んでしまったけれど、『眠る劣情』を先に読んでいたら、串田のキャラもそこまで苦手ではなかったかも。
「やっぱり順番どおりに読むべきだった…」と思った。
Posted by ブクログ
串田より久緒のほうがしっくりくるというか。意外というか予想どおりというか奥が深い人物よ。
なかなかにミステリでした。
真面目くん乱れシーンも楽しい話でした。
消化不良
なんだかサスペンス部分では消化不良・・
日高くんの死因、伊藤くんの神役など・・現実味がなさ過ぎてファンタジーサスペンスBLという感じ。
でもエロシーンは良かった(笑)