あらすじ
いまも変動がやまない地球。だが地上には生存者がいた。彼らは災厄以前の記憶を失い、わずか数年のうちに原始生活に返っていたのだ。新たな地球文明を築くため、クロニア人と地球人は協力して、彼らとのコンタクトを開始した。だが、これをよしとしない派閥があった。かつての地球とは根底から異なるクロニア人の社会を受け入れず、旧来の価値体系を再興しようとする一部地球人が、クロニアの宇宙船を奪取したのだ――そして彼らは、地球惑星政府の設立を宣言した!『揺籃の星』に続く入魂の巨編。/解説=堺三保
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Posted by ブクログ
ああ、3部作は読めないんだよね。
地球という故郷を失い、
失意の底にあった少年ロビンが
きっと最後は活躍するだろうと信じていました。
でも、そうなるであろう未来はもうやっては来ないのです。
達成感、承認要求というものは
ある種の人の原動力です。
誰しもが求めるものですが
行き過ぎたそれは時に制御不可能な事態を
招きかねません。
今回のプラグマティストたちの一連の事件は
その最たるもの。
クロニア人はそのような事態を「知らなかった」がゆえに
やすやすと彼らの暗躍を
許してしまったのです。
ですが、キーンたちの機転を利かせた作戦
そして、地球からやってきたラッキたちが
幻滅したことにより
プラグマティストたちの野望は壊れるのです…
ああ、続きが読みたかったなぁ。