【感想・ネタバレ】アンチ・オイディプス 上 資本主義と分裂症のレビュー

あらすじ

マグマのような苛烈な文体によって、唯物論哲学を大胆に書き変えた名著の新訳。精神分析批判から資本主義と国家への根底的な批判へ向かい、そのための「分裂分析」をうち立てた革命的な思考はいまこそ「再発見」されなければならない。欲望機械/器官なき身体とともに、最も危険でカオティックな思考の実験がはじまる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

半ば学者の義務感で翻訳されたような旧訳ではなく、読み手を意識している新訳は、文章の意味が、わかりやすい。
一体全体、何の話かと思わせる旧訳と違って理解できることが、とても嬉しい。
が、それは、書からのメッセージを解読できるかという意味とは、別次元の話である。

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2019年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

    -20080619

欲望が革命的なのは、それが荒々しいからではなく、意識によっては導かれない微細な未知の波動と流線そのものだからである。Globalizationと原理主義という相反するとみえる二つの傾向が、同じ一つの世界システムから出現することを、本書はすでに精密に解明し、警鐘を鳴らしていた、86年河出書房新社刊の新訳版、06年刊

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2013年08月14日

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