あらすじ
その女子高生、名を坂東蛍子という。タクシーに乗れば誘拐事件、出歩けば十重二十重のストーカー包囲網、恋に落ちようものなら世界が震撼する。だがそれも、本人は知らぬこと。彼女自身は、無邪気に暢気に黄金の青春を謳歌し、今日も今日とて、公道のど真ん中を闊歩して、人生という大海原を自由気ままに航海する。天上天下唯我独尊、疾風怒濤の女子高生譚。面白いこと、この上なし。
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Posted by ブクログ
第1回「新潮nex大賞」受賞作
主人公『坂東蛍子』が歩くとことには常に事件が…。
群像劇的な感じで話が進む中、坂東蛍子は気づいてないってのが面白い。
これは面白いのでは?とも思って読み進めていくと意外とこぢんまりとしたところに終着する。
面白いギミックは色々あるんですが、彼女自身の魅力が文章からあまり感じられなかった。かといって完全にマクガフィンになってるわけでもなく。(※マクガフィンって言いたいだけ)
ということで★3
群像劇ものは読んでる時は楽しいんだけどオチに凄いの期待してしまうんですよね。なんで勝手に肩透かし食らった気がして好みも平坦になりがり。
群像もので一番好きなのはゲームの『街』です。