あらすじ
『ぶっせん』『イムリ』と常に話題作を送り出し、唯一無二の個性を発揮し続ける鬼才・三宅乱丈の代表作、大きな話題を呼んだサイキック・ロマン巨篇が、全編にわたる徹底的な加筆修正と150ページ以上の描き下ろしクライマックスを加えた「完全リマスター・エディション」が、ここに新生!
数々の話題作を手がけるジェノスタジオによって、アニメ化が決定!!
監督を務める大森貴弘氏が10年以上、映像化を切望していた本作。
シリーズ構成は『夏目友人帳』で大森氏とタッグを組んだ、村井さだゆき氏。
【イントロダクション】
人の脳内に潜り込み、記憶を操る能力を持つ者達がいた。
彼らのその力は、事件の揉み消しや暗殺など、裏の世界で利用されてきた。
人の精神を壊すほどのその力は、同時に彼ら自身の心を蝕んだ。
彼らはお互いを鎖で縛り付け合うように、脆く危うい心を守った。
彼らは恐れと蔑みからpet(ペット)と呼ばれた。
感情タグBEST3
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絶対裏切らない
途中若干ダレましたが、最後まで読んで、本当に良かったです。あの人の、あのエピソードには本当に心打たれました…1巻からの印象が180度変わる上に、全ての伏線の回収の仕方が半端ない。
5巻までが、3部構成中の2部にあたるそうですが、充足感ありすぎます。三宅乱丈の作品は本当にどれも裏切らないです。
Posted by ブクログ
感無量。読む度に毎回泣いてる気がする最終巻です。
今までの全てを間違いにしない、林と司を取り戻す…と、現実世界に存在する林の「ヤマ」で決意する悟とヒロキが良いです。アニメ完走したのでこのシーンで悟が話すと同時に脳内に流れてくる眩暈sirenの「image」。良い曲だし、petの映像使われてるのでMVも繰り返し観ます。
桂木。やな脇役かと思ってたけど、petは桂木の話だったのか!?となるくらい重要キャラでした。4巻に出てくるレンレンや林が写ってる集合写真、よく見たら桂木も隣にしっかり写ってる。。
やったことを間違いだったと無かったことにせず、向き合わないといけなかった。少なくとも、司は。
「pet」は3部作の第2部で、第3部「fish」は連載中……続きが始まってよかった。
「此処が自分自身なら元より何も無かった場所に静かな空を与えた貴方はいつかの残滓、その最後の片鱗が消える数秒を何度も描いてただ此処にいたい」