【感想・ネタバレ】冒険の日々(小学館文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ 2017年10月30日

「漂泊の牙」で圧倒的な緊張感と力感を見せた熊谷さんなのですが、この作品では(妖怪たちが出る事をのぞけば)重松清的な少年物語です。
充分に読ませてもらえるのですが、重松さんと比較すると、何かが、多分ノスタルジーの表現がほんの少し足りない感じがします。
最初は動物物でスタートし、その時はジャンルの特...続きを読む殊さに危うさを感じさせた人ですが、その後は歴史物、妖怪物と活動範囲を広げています。しかし、今度はその分この人の本領が何処なのか判り難くなった感じがします。
やはりミステリーっぽく緊張感のある作品。それが熊谷さんの本領と思うのですが。

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Posted by ブクログ 2013年04月13日

最初、読み始めはつまらなかった。
私は熊谷氏と同じ昭和33年仙台生まれ。読んでいるうちに昔を思い出し相槌をうっていました。いい本です。

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Posted by ブクログ 2021年03月16日

大名作「邂逅の森」の前に書かれている、少年時代を描くノスタルジー小説です。妖怪、心霊、都市伝説方面に舵を切り過ぎな感じがしますが。
田舎の自然をダイナミックに生かしたわんぱく三人組の活躍は、和製スタンドバイミーの趣が有って、こんな地域で少年時代過ごしたかったなあと思いました。
30年後の再会から始ま...続きを読むりますが、30年も経つと仲良かった友達の名前も定かではなくなってきますが、こうやって何年たっても思い出せる想い出のある仲間って羨ましい。
もうちょっと素直な少年小説として書いた方が好みかな。

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