あらすじ
バイヤーとして仕事の手応えを感じる真昼は、高級セレクト・ショップに転職。だが、金融危機の影響で親会社が事業からの撤退を決める。失意のままニューヨークに辿り着き見つけた新たな目標とは――。
※本作品は、二〇一一年九月に集英社より刊行された単行本『ランウェイ』を上・下刊に分冊した文庫が底本です。
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Posted by ブクログ
初の幸田真音。
固めのビジネス小説金融系のイメージが強かったけど
主人公が同年代、ファッション業界、世界で奮闘!!サクセスストーリー!
な雰囲気だったので、読みやすいかな?と。
読みやすかったです。
おもしろかったです。
ワクワクしました、刺激になりました。
久し振りにのめり込める本に出会えた感。
しあわせ。
人情あるものも好きだけど
ずっとうまくいっている話より
挫折や不安も乗り越えて…の作品が結構好きなのかもしれないと、はじめて思いました。
この作品も最後は人情。
お人好し、正攻法だけでは、生きていけない。
だけど、やっぱり人とのご縁とか繋がりとか素敵だな、好きだな、大切にしたいな、と思いました。
本でも現実でも、挫折や不安や怖さ…色んなものを乗り越えて糧にしている人は強い。
そして(たぶん)魅力的。
そんな人になりたい♪
印象的だった言葉。
【強ばっていた心では、ものが正しく見えない】
誰かに頼る気持ちが自分をダメに気がして怖いかもしれない。
だけど、自分の周囲をよく見なさい。
本当に大事な人って、案外すぐそばにいたりする。
失って初めて気がつくのでは遅い。