【感想・ネタバレ】古城の風景III―北条の城 北条水軍の城―のレビュー

あらすじ

戦国期の古城を思う作家の眼は、そこに将卒たちの衷心を見る。戦国の世を切り開いた快男児北条早雲ゆかりの城。今川、北条、上杉、大久保等々つわものどもの悲憤や慨歎を今に伝える城。徳川と武田の激闘と慟哭を刻む城など、遠江、伊豆、相模の主要な城址を廻り、通暁暢達の文体で、その無尽の想見と広博な歴史観を明晰に写す、珠玉の城塞紀行。単行本5、6巻を合本して文庫化。

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Posted by ブクログ

古城の風景3巻。
北条の城、北条水軍の城というサブタイトル通り、北条早雲ゆかりの城を巡る旅になっております。これはもう「新九郎、奔る」の予習なんですよ。
こちらで予習、または復習になりました。都合の良いことです。

静岡東部と伊豆の古城を巡る旅は、土地勘あるためにすんなり読める。これは2巻から引き続いています。教科書に載るような戦場はないけども、それぞれの城に、それぞれの歴史があるということの発見の3巻でした。
日本全国で数多くのドラマが生まれた戦国時代。掘れば掘るほど、多くの歴史が生まれるのでしょうね。郷土資料館とかめぐったら楽しいんだろうなぁ。役所がその役割を果たしているというのは驚きでした。書類関係でしか行かないのでね。

地元贔屓は多分にあるけども、今川・武田・北条に挟まれた静岡という土地は面白い歴史が豊富であると思います。
いや、うちの地元も面白いぞ、という声が全国から上がりそうですね。そういう時代ですよ、戦国時代。

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2023年11月23日

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