【感想・ネタバレ】新版 問題解決プロフェッショナルのレビュー

あらすじ

「ゼロベース思考」「仮説思考」「MECE(ミッシー)」「ロジックツリー」など、 2つの思考、2つの技術、1つのプロセスを通じて、ビジネスの現場で問題解決を実践する方法を体系化。問題解決の基本的考え方はここにある。旧版のシンプルで明快な問題解決理論はそのままに、企業事例や演習課題を刷新。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ビジネスにおけるロジカルシンキングの基礎が学べる本。
事例も紹介されていてわかりやすい。

過去の成功体験に引きずられて枠にはまった考え方をしないよう「ゼロベース」で考える必要性については上司にそのまま伝えたい。

アサヒビールの事例は興味深かった。
顧客目線になり、市場・自社・競合が漏らしている圧倒的な差別化ができたからあれだけの知名度になったのかと納得した。

フレームワークについては基本情報技術者試験の勉強の際にいくつか学んだ。
実際に仕事で使うとなると難しい気がするが、使う場面もある気がする。使って慣れねば。

ロジックツリーはかなり仕事に役立ちそう。

分析で、データを集めたり加工するだけで分析とする人を批判していたが、激しく同意。
考えのない情報収集は分析でもなんでもない。
データをどう考えるかが重要だと思う。

この本のシリーズの分析について記されたものも読みたくなった。

以下、自分用メモ
-----
・ゼロベース思考
 自分の狭い枠の中で否定に走らない
 顧客にとっての価値を考える

・仮説思考
 アクションに結びつく結論を常に持つ(結論の仮説)
 結論に導く背後の理由やメカニズムを考える(理由の仮説)
 ベストを考えるよりもベター実行する(スピード重視)

・常にso what?を心がける

・MECE
 モレによって的を外していないか
 ダブリによって効率を阻害してないか
 MECEでとらえ、最後に優先順位をつけられているか

・フレームワーク
 3C +1C(顧客・自社・競合・流通チャネル)
 マーケティングの4P
 ビジネスシステム
 (バリューチェーン、バリューデリバリーシステム)
 事業ポートフォリオ

・ロジックツリー
 so what?で深掘り
 各レベルができるだけMECEか
 ツリーの右側が具体的な原因や解決策になっているか
 具体的な原因や解決策がロジックの因果関係で主要課題にリンクしているか
 深掘りしたら、解決策の仮説を立てる
 ファクトベースで解決策の検証をする

・ソリューションシステムシート

・チャートやグラフで分析するメリット
 瞬時に誰でも内容がわかる、伝えやすい
 精度の高い情報把握ができ、理解のスピードが速い
 視覚的にインパクトがあり記憶に残る

・シェア分析
 競合のシェアと自社のシェア、市場カバー率を出す
 商品力や営業力での無競争負を仮定
 勝率などから自社が取りうるシェア等を試算する

・パレード分析

・新商品づくりのプロセス
 顧客との相性
 商品との相性
 チャネルとの相性
 収益性の貢献度

・問題解決の際のインタビュー
 自分自身が行うことが重要
 
・分析
 データを集めるだけでなく
 自分自身の考えを加えることで始めて分析になる

・価格分析
 価格弾性値曲線
 数式がある
 マークアップ方式
 費用や確保すべき収益率を鑑みた価格設定

・仮説を立てて試算する
 例)洗剤の使用年額
 350円×1.5本×12ヶ月=6300円/年
 例)上記の売上
 値頃感調査により、350円では70%の主婦が購入
 うまく行った時の上限を70%とする
 石鹸や改良タイプの合成洗剤の利用率は30%
 乱数が手荒れに切実な主婦とすると最少15%
 6300円/年×125万世帯×15〜17%=12〜55億円

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2022年10月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

問題解決のための2つの思考(ゼロベース思考、仮説思考)、2つの技術(MECE、ロジックツリー)、それを統合した1つのプロセス(ソリューション・システム)が具体例とともに。いろんな場面で使えるだろうけど、ある程度練習を重ねないと使いこなせないとも思った。

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2022年08月03日

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