【感想・ネタバレ】西洋医がすすめる、カラダが瞬時によみがえるサイエンス漢方のレビュー

あらすじ

漢方の速効性を説いた好評前著の第二弾!「生きる力を引き上げる」「疲れを速効でとる」など漢方にしかできない、漢方の得意分野を存分に紹介。西洋薬で治らなかったり、治りが悪かった経験をもつ人、漢方薬の効果について疑念を抱いていた人、必読!西洋薬は、相手にする敵をはっきりさせて、それを対象にピンポイントで攻撃するというコンセプトの薬剤である。高血圧を対象に血圧を下げる、高LDL血症を対象に肝臓でLDLコレステロールを作りにくくする、痛みを対象に感じにくくする、咳を対象に咳中枢を抑えて咳込まないようにする、病原菌を対象に菌の増殖を抑える、がん細胞を対象に増殖を止める、などだ。しかし、人間は色々な原因で、身体の働きが悪くなって、容易に「弱った、足りない、落ちた、衰えた、冷える、疲れた」状況になるが、外来で「多忙で疲れたので元気にして下さい」といって受診しても、 医者には怪訝な顔をされた挙げ句に、「そんな薬はないから、仕事を休んで家で休養して栄養のあるものでも食べなさい」といって追い返されるのが関の山である。そう、西洋薬は下の方向に落ちている状況を、上向きにしてくれる薬をいっさい持っていない。この領域は、漢方医学で「補剤(ほざい)」と呼ばれる漢方薬の独壇場だ。何かにつけ生きる力が落ちやすい、疲れた現代人の必須の薬剤=漢方のすすめ!

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Posted by ブクログ

西洋医の先生が科学的に漢方を進めているという形式の本ですね。

西洋薬は症状をピンポイントで治すが、漢方薬は身体のシステムの変調を元に戻すために使う薬との事で、確かにそういう意味合いは強いと感じました。

また、漢方薬の中にも即効性が高い薬もたくさんあり、それらも紹介されているのでとても良い本だと感じました。

個人的には最近、健康維持の為に愛用している「八味地黄丸」は老化防止のために常用しても良いと書いてあり、安心した次第。

なお、日本で認可されている漢方薬は148種類もあるので、全てが有効活用できれば、日本人のQOLはかなり上がるのでは、とそんなことを感じたりしました。

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2022年05月02日

Posted by ブクログ

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)=全身の疲労困憊
葛根湯=頓服で=忙しい時の疲れ=頭が冴える。
八味地黄丸(はちみじおうがん)=足腰の弱り。スローエイジング。視力の衰え。
腰痛に午車腎気丸(ごしゃじんきがん)=2週間位。
精神面、性欲に桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)=2週間位。
五苓散(ごれいさん)=めまい、2包飲む。
咳=麦門冬湯(ばくもんどうとう)滋陰降火湯(じいんこうかとう)、どちらも最初は2時間起きに。
眠りが足りない=酸棗仁湯(さんそうにんとう)=眠りが足りない。
冷えに当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
小柴胡湯(しょうさいことう)=消炎症作用
葛根湯=乳腺から上で喉以外。
アレルギー性鼻炎=小青竜湯(しょうせいりゅうとう)最初は2時間おきに頓服で。
芍薬甘草湯=こむら返り、ぎっくり腰は頓服で。
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)=胃腸が弱ったとき。

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2016年10月23日

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