あらすじ
十九歳春、佳人(よしと)のシェアハウス生活が始まった。地元の人々を診てきた医院を閉院し、リノベーションした「シェアハウス小助川」で一つ屋根の下に暮らすことになるのは、年齢も職業も様々な男女六人。自室を持ちながらリビングや台所や風呂を共有する生活だから価値観の違いも見えてきて……。そして家主のタカ先生をはじめ皆が抱える人生に触れながら、佳人は夢に辿り着けるのか。
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Posted by ブクログ
この話は、ドラマなんかにしちゃいけない。
とてもじんわりと、人間のよいところを信じられるような物語。これをテレビなんかに毒されてはいけない。真剣に思う。
タカ先生も大吉さんも茉莉子さんもいい。相良さんももちろん、いい。
でもやはり、佳人の視線から描かれたシェアハウス小助川の居心地の良さ。このプチ大家の目に映るこの家が、こんなにも快適なのだから、無防備にこの作品のあたたかさを信じられる。
期待以上に心地良かった。タカ先生の語る人間論も、真っ直ぐに聞けた。
ラストは出来すぎかな?とも思うけれど、こんなに素敵な人たちが、ひとときでも幸せに暮らしてゆく物語なら、それもいい。なんだか全部許せる。
この本、平台で見かけて手に取って、正解。
Posted by ブクログ
シェアハウスで他人と同居することでお互いが成長していきます。
こんな関係を気づけるシェアハウスが本当にあればいいのにって思いました。