あらすじ
季節もののおいしさに知る口の福。仲秋名月にこめた祈り。気になる秋の抜け毛。五十五年後の級友の消息。秘境への旅の感動―。移りゆく四季を背景に、日々の心の機微を描いた珠玉随想の数々。加えて、人生最大のイベントとなった豪華客船搭乗や引越しなど、稀な体験の数々。創作の現場から、日常生活まで国民的作家の素顔に出会える待望の一冊。
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感情タグBEST3
何から何まで素敵な名作家
どこかで読んだ宮尾登美子さんの
対談で本人が仰っていた「私の本の
購入者は殆どが主婦とか女性です」
の意味がよく理解できる一冊でした
私自身もすっかり彼女の魅力に取り
憑かれてしまいましたから。動作の
一挙手一投足がしっとりと心地よく
優しい物腰でいつまでも読んでいた
くなります。時代が令和になろうと
も、世の中の女性を引き込んで止ま
ない国民的女流大作家