【感想・ネタバレ】ねこまたのおばばと物の怪たちのレビュー

あらすじ

継母に子供ができて家族とうまくいかなくなった舞子。学校でもいじめられ、幽霊が出るというイラズ神社にひとり行かされることに。だがそこは、ねこまたのおばばと不思議な物の怪たちが住んでいる世界で!?

※この作品は二〇一二年五月、角川つばさ文庫から刊行された『ねこまたのおばばと物の怪たち』を底本とし、一部漢字を替えたものです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やさしい物語。何回も読み返したい。

お母さんと仲直りもできたし、これでもうおばばたちのいるところへは行けなくなっちゃうのかな…と思いきや
中学生になった舞子の日常にも当たり前のようにおばばたちがいる最後がとても良い

香月日輪さんだいすきだ〜
素敵な物語をありがとうございます

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2024年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わりました!

最初はどうなることかと思ったけど、
イラズの森に導かれておばば達に出会う………

出会うたびに元気になって
外の世界でも成長していく舞ちゃん

いじめに立ち向かうシーン良かった!



そして最後良かった。:゚(。ノω\。)゚・。
ラストも良かった…こういう結末嬉しい////

……続編もう読めないんだなと思うと寂しいです。。



それにしても、天空魚が現れたときは
『大江戸妖怪かわら版』雀たちの世界にも出てたなと
関連しているようで、ちょっと嬉しくなりましたね。。

どこかで繋がっていると…
あと、話す言葉も似ている!「ちげえねえ!」とか笑


○○ぜよって言う妖かしさんがいたのですが
喋り方が龍馬さんっぽかった////

こちらの世界の料理も
美味しそうだった(〃゚σ¬゚)ジュルリン..
おばばって絵にするとどんなだろう。。
きっと可愛いおばあちゃんだろうな





一番最初の出会い。。
酒ビンをくわえて塀の上を歩くシーン………が
まるでニャンコ先生みたいだなとつい思ってしまった(笑)

猫じゃないけど!





………もうこれで香月さんの新作が
読めないと思うと残念です。。

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2015年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

角川つばさ文庫で出ていたものと云うことで、それを知らなかったためか子供向きでびっくりしたけど、久々に児童向けの小説を読んでも、素直に楽しめた。
こういうピュアで素直な小説というのはいつの時期でも心動かされる。
というか、なんだか心が洗われる感じ(笑)
読後の後味が良い

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2015年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お母さんが亡くなって再婚したお父さんと継母の間に赤ちゃんが産まれた。
お母さんの死で寂しさが埋まらない所に、両親は赤ちゃんにばかり目を掛け、舞子のことを放ったらかしにしてしまう。
学校でもいじめっ子3人組に執拗に絡まれ、いつも暗く言い返せないまま、どこにいても居場所がない。
そんな時に出会ったイラズ神社のねこまたのおばば始め、カマイタチの風、キツネの参左、カッパの吉弥、異空間の居心地の良い妖たち。
舞子は居場所を見付け、どんどん生きる力を身に付けて行く。

その一方で、家には居場所がない。
諦め切った舞子に育児に疲れていた継母が溜まっていたものをぶつけてしまう。
蓋をしていた舞子の怒りが溢れる中、香月さんならどう収めていくのだろうと思いながら読み進めた。
おばばは
『完全な人間などおりゃせん。
人間にはそれぞれの物語がある。
自分の物語が大事なのはみんな一緒。
大人だっていつでも素直にいたいんだ。人間の芯の部分は子供も大人もそんなに変わりはしない。』
という様なことを話した。
子供を責めるのではなく、かといって大人を責めるのでもなく、違う視点があるんだよと提示して気付きを促す。
香月さんの物語はいつも決して子供を責めない、子供を尊重する目線が心強い。

最後は両親の反省が早く、うまく事が進み、大人の私には物足りなく感じたが子供にとっては頼もしい味方の一冊になると感じた。

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2023年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母が亡くなり、新しいお母さんがきて、子供も生まれ、自分の居場所がなくなる主人公。学校ではいじめられて、内も外も落ち着けるところがない中、あることをきっかけに不思議なものたちと出会うことに。
今までと違い、とても楽しい日々を過ごし、学校も楽しくなった。家を除いて。
はじまりはもう何てどうしようもない環境なんだろうと悲しくなりましたが、おばばと会えて、周りとのわだかまりもすっきりし、さらに主人公が一回りもふた回りも成長して、羨ましささえ覚えました。
いつかは入れなくなる日がもしかしたら来ちゃうかもしれないけど、そうなっても主人公はもう大丈夫だなというハッピーエンドでした。

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2019年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

児童書だと思ってなかったので、想像と文体が違いすぎて最初はちょっとついていけなかったです。
子供の気持ちも、大人の気持ちもわかる。こっちも向いて欲しい、他にもやらなきゃいけないことはたくさんある、すれ違うのって辛いなあと思いました。
おばばの『人間には、それぞれの物語がある。みんな、それぞれの物語が大事。自分の物語が大事なのは、みんな、いっしょ。』(ザックリヨウヤク)という言葉が、この世の真理だなあと思います。突き詰めると、誰だって自分の人生を、物語を生きていて、それは自分だけのものなんだなあ、と。
最終的に、そんな簡単に解決しちゃう!?と思ってしまったので文体とも合わせて星は3。

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2017年09月01日

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