あらすじ
会話、文章などのコミュニケーションは、言葉の選び方で決まる。話を盛り上げられる人は、自然と評価も高まり、ビジネスがスムーズに運べることが多い。ビジネスだけでなく、人と人のつながりにはまず言葉ありき。この言葉をセンスよく、巧みに使いこなせたら、交友関係はどんどん広がっていく。本書では、自分だけの「自分語」を見つけ、それを効果的に伝える方法などを展開。「自分の言葉にする20の知恵」では、小学生のようにわかりやすい言葉を使う、自分の過去を棚おろしする、風景を切り取るなどの自分の言葉探しの方法を、さらに「相手に伝え、かつ感動させるテクニック」では、10のエピソードを用意する、言葉を時間換算する、動画で語る、手書きのすすめ、起承転結を意識するなど、実践的な方法を紹介する。ビジネスで、就職活動で、プライベートで、ちからを発揮できる自分の言葉とそれを生むにいたった物語を探ると同時に、それを効果的に使うための、語り方、残し方、見せ方などのテクニックも伝授。いくらすばらしい言葉でも、表現力がなければ、言葉は機能しない。どうすればもっと効果的に、感動的に理解してもらえるか。これを、今の時代に即した内容で紹介していく。
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Posted by ブクログ
わたし達の人生の中に、当たり前のように存在している「言葉」。あまりにも当たり前すぎて、改めて意識して使うことは少ないかもしれません。でも、わたし達が日々生きていく上での「言葉」を少し意識するだけで、人生は少しずつでも良くなっていくのではないでしょうか。
「言葉」は、いつの間にかわたし自身の人生のテーマになっている。それを改めて認識した一冊でした。
Posted by ブクログ
著者が小学校3年で出会った先生から教えてもらった「言葉という字は言う葉っぱ。きれいな言葉を使えばきれいな木に見え、汚い言葉は汚い木に見える。きれいで正直な言葉を使えば立派な木に見える。」そんな教えをしっかりと本質を理解しているひとはどれだけいるのだろう、とわが身を含め反省してみる。
また同じ先生は先入観で判断しない考え方や、相手の立場に立って考える視点もディベート遊びを通じて教えてくださったという。それはこころとからだを大きく成長させる小学生の時に身に着ける大切さを物語っている。このころのこういう先生との出会いは本当に宝だと思う。
人とのコミュニケーションによって培われ洗練されていく言葉は、スタンプなどというものに自分の心情を預けたりしてできあがるものではないと、改めて思う。 「ガチめにすごい!」などと平然と使う10代の娘に説教ではなく、生き字引となって教えていきたい、としみじみと思う。まずは、我が言葉。である。
Posted by ブクログ
人に伝わる言葉を使えるようにするためには、「自分の言葉」に気づかなければいけない。
自分の言葉は表面上のきれいな言葉ではなくて、子供の願いごとのような具体的でシンプルな言葉になるはずだ。
僕の今の夢を子供ことばで書けるだろうか?、と考えさせられました。