感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
生命保険会社の倒産、それによる銀行の連鎖倒産(ダブルギアリング)をテーマに描かれた作品。
バブルの時代に当たり前に行われていた株式持ち合いによって、ダブルギアリングの恐れが深刻化していく。政府はそうはさせまいと、死に体の生命保険会社の延命を試みるが、解約ラッシュにより資産は目減りする一方。
そんな生命保険会社を救うのは、、、
外資の企みや、いかにもな日本企業の振る舞い・有り様、そして倒産の瀬戸際にいる生命保険会社が最後に見出だした活路など、見どころ満載だった。
Posted by ブクログ
真山仁のデビュー作でやや荒削りな気がした。
登場人物が多く、銀行、保険会社、政府の関係性も複雑で、理解するのに頭をつかったが、当時の雰囲気がつかめてまあおもしろかった。
登場人物も実際にいる人をもじっていて、小説全体からリアリティを感じられた。