あらすじ
『平成日本の百名水』神社の遺跡から湧き出た水を商品化する――。それは過疎村の村興し事業の目玉企画だった。ところが、その計画に携わる者が、人間離れした食欲をしめした後、痩せ衰えて死亡する怪事件が発生する。湧き水と事件の関連性を指摘する民俗学者・杜川己一郎は、遺跡の学術調査を進めるに従い、疑念を確証へと近づけていくのだった。―現代文明の危機に警鐘を鳴らすフォークロア。その想像を絶する、真の意味を紐解く驚天動地のホラー大作。
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Posted by ブクログ
和製伝奇ホラーの名作。
神道やオカルトなどが好きな人なら絶対ハマるはず。
「生水を飲んだら蛇になる」
そんな言い伝えが残る地域で水を飲んだ人が次々おかしくなる病気が起こる。
その原因を大学の研究者が追ううちに古代史が蘇っていく。
ちなみに映画化されてるけれども、あれは観る価値はない。
Posted by ブクログ
舞台は宮崎、イザナギイザナミ等良く出てくるので、古事記や日本神話好きな方には色々楽しいかも。
あり得ない超常現象ホラー派も理由はしっかり欲しい現実ホラー派も、楽しめるんじゃないかと思います。
うまく両立してると思う。
分厚い本な上に文章もかなり詰め込まれていて、読みごたえ十分。
登場人物のキャラもなかなか立っているし、展開は早くさくさく読めます。
なかなかのスリルだと思う。
サスペンスものだと思って読めば星5つあげちゃってもいいかな?とも思うのですが、ホラーとして読むと「怖さ」があまりないコト、最初に感じられた不気味さみたいなモノが後で増えたりしなかったコトがちょっと足りないかなーと思うので星4つで。
Posted by ブクログ
【2026年15冊目】
新興宗教の取材にやってきた学者の杜川己一郎は、取材対象の娘である由美と共に、山奥で見つかった遺跡の発掘現場に居合わせることに。突如発生した地震の後、山から湧き出た水を見るなり怯え始めた由美はそのまま姿を消してしまう。村長は棚からぼた餅と「日本百名水」として湧き水を売り出そうとするが、水を飲んだ人間が次々と酷い腹痛と飢餓に襲われ始めるようになり――これは、祟りか、病なのか。水にまつわるミステリーホラー。
こういうミステリーホラーは大好きです。最後まで心霊なの?それとも科学的に説明がつくの?という感じで引っ張っていく建付けで楽しんで読めました。が、もうね〜しばらく水道水どころかペットボトルの水を飲むのも躊躇しそうです。白湯、白湯だと大丈夫だ、多分きっと。
大体の物語は主人公に感情移入するんですが、ロリコンか〜と思って、そこからあんまり暖かな目で主人公を見つめられませんでした。生物学的に、若い個体(あえてこういう言い方とします)に惹かれるのは、あるかもしれませんが、それでも40過ぎのおじさんが中学生に欲情するのはやばい、やばすぎる。物語的に、若い女子じゃないとダメだったんでしょうが、主人公はロリコン回避できませんでしたかね…?でも結末を見るに、ああいう風にしたかったんだろうなぁ。
当初物語的に一番真っ当なことを言ってるのが村長だった気がします。村興しのために財源投入してるのに「遺跡は人類の宝です!」みたいによくわからん学者が主張してきたらそりゃキレますわな。外野は黙っとれってなる。わかる。地域とコンサルの関係を見ているみたいで、ちょっと居た堪れなかったです。村長さん悪い人じゃなかった。
真相が結構好きでした。怪異と寄生虫の合わせ技。フィルターを通れないみたいな設定もありそ〜と思わせる嫌な感じがして、うん、水飲みたくなくなってくる苦笑
ホラー読みたいなと思って積読から手に取りましたが、良かったです。