【感想・ネタバレ】新・雨月 中 戊辰戦役朧夜話のレビュー

あらすじ

六月、会津城下に輪王寺宮公現法親王が到着。しかし、西軍に奪われた白河口奪回は膠着状態にあった。西軍側は伊地知正治と共同で指揮をとるため土佐の板垣退助が加わった。奥羽越列藩同盟軍による白河の小峰城奪回の総攻撃は八回とも失敗。長岡城を奪還したものの、負傷した越後の蒼龍・河井継之助は斃れ、秋田久保田藩が西軍側に寝返り、三春藩も裏切った。奥羽越列藩同盟の瓦解が始まった。

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Posted by ブクログ

船戸与一が描く戊辰戦争。西軍の北進は止まらず、新潟、秋田の各藩が列藩同盟を裏切り、西軍に協力して行く。血で血を洗う闘いの描写は船戸与一の一連の冒険小説を読むかの如く。

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2013年01月14日

Posted by ブクログ

勉強不足で、戊辰戦役がここまで当方区各地で激しい戦いであったという知識はなく、白虎隊の悲劇ぐらいしか知識が無かった。話としては中間であるが故に未だ先が読めないが、主要な登場人物たちが雨の中、月がでているという幻覚を見るということが共通事項としてあり、それが故のタイトルになっていることが分かった。また、史実通りの結末である以上、全体の話としての結末と先行きが見えてはいるものの、主人公たち、三人の行き着く先は未だ見えていない、ただし、作者のことである以上、全てにおいて悲劇が待っていることだけは良く分かる。

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2013年03月03日

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