あらすじ
【第31回すばる文学賞受賞作】4人の過剰な女たち。あなたは誰に共感? 努力で「できちゃった略奪婚」した里美。その結果、離婚の憂き目にあった佐智子。そんな彼女を心配し、探偵活動を始める伯母ミツエ。その娘で不妊に悩む奈都子。女たちは対立しながら奇妙な友情を育む。
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Posted by ブクログ
大手保険会社の元重役の夫の妻であるミツエ
娘である奈都子は結婚6年目だが、子供には恵まれない
他人の家に入る性癖を持つ佐智子は
里美に夫であり奈都子のいとこである博昭を寝取られ、
一方的に離婚を言い渡される。
離婚を助長したことに佐智子に申し訳ないと責任を感じたミツエ
結婚式に出席してくれないことを奈都子に説得する里美
午後にお茶を飲みながらまったりと読むことができそうな
ほんわりした本
努力の意味を間違えると怖い)^o^(
Posted by ブクログ
最初視点が次々変わるところがあり、何人かの女性が出てくるのだけど、特にその時の各人のキャラがすごい。ちょっと読むのやめようかなとも思えるくらい…
私としては 他人の家の中を入ってめぐる人1人の主人公の話が読みたいかなあ。
あの変な"努力"する女が最初に出てきた時、『おいしいごはんが食べられますように』の作家と同じ人が書いたのかと思ってしまいました。ちょっと違うけど同じようなタイプの女性。
色んなタイプの女性が出てくるけれど、それぞれがからみあって、良い方向ににいく感じは好きです。
ラストのオチまで、意地悪な目線がなくてそこが良かったと思う。
ラスト2人がどうなったのか、そこが知りたい!
はじまらないティータイムが始まるところで終わり という話の構成
Posted by ブクログ
それぞれ事情を抱えた4人の女性が出てきて、癖の強い面々に読んでいて苦しくなって挫折しそうになりましたが、最後まで読んでよかった!私はこの終わり方好きでした。ハラハラドキドキ、この後どうなっていくのか……自分なりの最後を想像するのが楽しいお話です。
Posted by ブクログ
ページ数も多くないしなぁとフランクな気持ちで読み始めたら、まぁなんという濃厚なお話でしょう。
4人の女たちの人生のいろいろ。
本当にとにかく里美が苦手でした。
努力したって…えぇぇ…と思ってしまいました。
私なら話も聞かないし家にもあげない笑
そして、これは完全に私の偏見ですが、パッと見、真面目で落ち着いてそう!って人の方が、超イケメン!!って人より意外と不倫してる気がする。
※個人の感想です
あと、終わり方がザワザワする感じで良いですね。妄想は膨らむばかりです。