【感想・ネタバレ】女刑事音道貴子 凍える牙のレビュー

あらすじ

深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した! 遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか? 野獣との対決の時が次第に近づいていた――。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

先が気になって、夢中でページを捲った。

原殺しの犯人はともかく、笠原の動機には全く共感も理解もできない。
もう少し、笠原に同情できるような、「そこまでのことをされたのなら殺してやりたくもなるわ…」と思わずにはいられないような、もっと凄惨な過去があってほしかった。
父ちゃんには申し訳ないが、笑子がああなったのは自業自得じゃないの?

あと、主婦が疾風に襲われた現場を目撃してしまった虐められっ子の少女が、その後どうなったのかが気になる。
エピローグあたりで語られるかと思ったけど、あれきり出てこなかった。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ファミレスで突然男が燃えるという始まり方に、のっけから引き込まれた。
かなり前の本なので時代の流れを感じる部分は多かったけど、それがまたなんだかよかったかな。
あまりにも雰囲気の悪いコンビが何となく馴染んできたのが一安心。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ベルトに発火物をつけられて焼死した男の事件から連続殺人事件に発展していく。最初のなんとも言えない展開からかなり荒唐無稽な事件が発生が読ませてしまうところに作者の力量を感じた女性刑事が男社会の警察、家族からの孤独感とキーとなるウルフドッグとの境遇が重なるところが印象的。終盤の展開はあり得ない展開ではあるが映画のクライマックスのようで目を離せなかった。実写再現してくれたらいいと思ったがよほど予算をかけないと陳腐なものになってしまうだろう。小説ならではの表現かも。とにかくウルフドッグの描写が気高く美しい小説だった。古いが今読んでも十分読める本。

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2024年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した! 遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか? 野獣との対決の時が次第に近づいていた――。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。


『何をしても、何を聴いても、どこかの記憶につながっていく。それが、年を重ねていくということなのだろうか。思い出したくもない風景ばかりを、自分のうちにため込むのが人生だというのか。』

【個人的な感想】
知り合いからおすすめされて読みました。この作者さんの本は初めてでした。流石の直木賞受賞、後半になるほど緊張感が増し、この先どうなるのだろうという気持ちからページを捲る手が止まりませんでした。

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2024年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだまだ警察組織でも
男尊女卑は根強いのか?
これってどの会社でも同じだけど・・・
とは思いながら
やけに女だから舐められる
女だから馬鹿にされている
が強調され過ぎで主人公も意識しすぎ。
もっともココを強調しているから
後々強面の女嫌いの相棒の
ふとした際の優しさに
「よかったじゃん」と思えるのだろうが・・・・

さて、色々な犯人がいるが
今回はオオカミ犬。
あまりに忠実で
あまりに気高く
あまりに哀しい最後に
犬好きとしては
腹立たしい思いで読み終えた感がある。
こんな事に犬使うな!
(すっかり話に入り込んでいる証拠だが・・・)

しかも、大火事出した犯人の動機が
身勝手過ぎてあきれかえった。

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2023年10月16日

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