【感想・ネタバレ】Ｈ・Ｋドラグネット3のレビュー

松岡なつき / 乃一ミクロ

商用のため、晩秋のロンドンへクレイグと出かけたジェイソン。表向きは有能なビジネスマンの顔を持つ二人は、裏稼業では香港黒社会に君臨する組織「開心（ホイサム）」の最高幹部だ。怜悧な美貌の参謀・クレイグに激しい執着を燃やすジェイソンは、その夜、無理やりホテルの部屋に押し入り抱いてしまうが!? 愛しているのに、苦痛に歪む顔を見ていたい──つれない情人に、愛憎半ばする想いが交錯する!! ※口絵・イラスト収録あり

[ブクログ · ★★★★★]

今までいまいち腹の底が分からなかったジェイソンの本音が語られるシリーズ3作目。ジェイソンのクレイグに対する独占欲と執着心がたまらなく良い。

[ブクログ · ★★★★☆]

大人組で１冊。ジェイソンがものすごくクレイグに惚れているという、そういう１冊。
クレイグが彼になびく日は…こないんだろうなぁｗｗｗｗ

[ブクログ · ★★★★☆]

大人組萌えなのでたっぷり楽しめた。愛とは縁なく育った2人、常に命の危険と隣り合わせ、しかも同じ組織内ながら相性の悪い派閥のトップ同士という苛烈な世界に生きているから、愛情が弱点になると考えるのも理解できる。一般的には相手を守りたいと思う気持ちは強さの源になるような気もするんだけど、この二人の場合は男の矜持と意地のぶつかり合いから食うか喰われるかみたいな状況なんで「守られる」なんてことは絶対許せないだろうな。このカプが心を通わせる日が来るんだろうかｗずっとこのままの殺伐としたカプってのも魅力ではある←