あらすじ
犯罪王モリアーティ教授の組織にいる人物から届いた、暗号手紙。その謎をみごとに解いたホームズだが、問題の人物ダグラスはすでにバールストン館で殺されていた。奇怪な状況の殺人を捜査する謎解き部分(第一部)と、事件の背景となったアメリカの“恐怖の谷”におけるスリルとアクションに満ちた物語(第二部)の2部構成による、傑作長編。
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Posted by ブクログ
シャーロックホームズ全作品で個人的にはこの作品が一番気に入っている。ダグラスのキャラクター、自分の手記をワトソン博士に渡すところとか。第二部でメガネをとちょびひげの愛嬌のある挿絵が載っているが有名な俳優で言うとジーン・ハックマンがあうかなと思う。最後はライヘンバッハと同じパターンなので、したたかにモリアーティの手を逃れているに違いないと信じたい。
Posted by ブクログ
最後の長編。
個人的には長編ではやはり『バスカヴィル家の犬』が一番好きでしたが、こちらもなかなか面白かったです。
一部ではホームズが事件の謎を解き、二部では過去『恐怖の谷』で何が起きたのかが書かれている。
二部ではホームズが全く出てこないが、ハラハラするハードボイルド的な展開とどんでん返しのミステリ要素もあってこれはこれで面白い。
それにしても本当に恐ろしくて嫌な谷だ。
最後は少し切ないですが、モリアーティ教授の恐ろしさがわかるようになってていいですね。
これを読んでからまたライヘンバッハを読んでみたい。
Posted by ブクログ
この「新訳シャーロック・ホームズ全集」、
読み進むほどに訳者の日暮雅通氏が好きになる。
恐怖の谷、なんつっても2部のどんでん返しがか~~っこいい。
そしてエピローグが悲しい。