【感想・ネタバレ】世界は2乗でできている 自然にひそむ平方数の不思議のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年06月13日

 タイトルのとおりなのだが、確かにあちこちに平方数が潜んでいる。物理現象で角度が絡めばピタゴラスの定理を使わざるを得ないので平方数が登場するのは必然と言えるが、数列の解析や数そのものを表現しようとしたときに平方数が現れるのは不思議としか言いようがない。また2乗というフィルターを通すと世界が比較的単純...続きを読むになったり、誤差が視覚化されるということがわかりやすく示されており、その効果を体感できた。群や集合、確率での操作が何を意味しているのかがちょっとだけ分かってきた。

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Posted by ブクログ 2014年04月21日

同じ数字を何度も掛け算することを「べき乗」と呼び、特に2回掛け合わすことを2乗といいます。本書は物理、数学の区別無くこの「2乗」が出てくる公式や定理などを広く解説し、読者は物理と数学が密接に関連していることを実感できます。数学ではピタゴラスの定理(3平方の定理)から始まり、フィボナッチ数などの整数論...続きを読む、虚数や複素数、三角関数、正規分布などの確率、物理ではニュートンの万有引力や、ケプラーの法則、ボーアの原子論、そしてアインシュタインの特殊相対性理論までトピックスとして取り上げています。各論の詳細を深く掘り下げずにさらっと書いてあるので、まさに高校での理系で学ぶ事柄がほぼ俯瞰できるような内容です。でも、さすがブルーバックス。各論の解説は正確で、よくありがちな「誰でも読めるように一切数式を使わずに書きました」的な妥協は無く、必要な解説や証明にはちゃんとした数式の記述も掲載されています。あとがきにもありますが中学生、高校生なんかに是非読んでもらいたい本だと思います。

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Posted by ブクログ 2013年10月29日

数学,物理,統計に表れる平方数の話題いろいろ。ピタゴラスはもちろん,フィボナッチ,フェルマー,ガリレイ,ガウス,オイラー,リーマン,ピアソン,ボーア,アインシュタインといった有名学者が登場。二平方数定理とガウス素数とか,四平方数定理とp-進数とか,合同数とか,あまり入門書では触れられない高度な話もあ...続きを読むって,刺激的だった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年09月12日

数論の話と物理の話が交互に出てくる。
数論の部分はおもしろかったが、物理に関してはちょっと消化不良。

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