【感想・ネタバレ】ダ・ヴィンチ 2025年10月号のレビュー

あらすじ

※本誌の誌面と一部異なり、掲載のない頁・写真等がございます。

本とコミックの娯楽マガジン『ダ・ヴィンチ』2025年10月号
第1特集は、「作家・朝井リョウの15年」。
大学在学中の20歳にして『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞、鮮烈なデビューを果たした作家・朝井リョウ。2013年には『何者』で戦後最年少で直木賞を受賞し、文学界の最前線をひた走ってきた。
デビューから15周年を迎えた今年、常に時代の空気をとらえ続けてきた朝井が感じている“今”とはどんなものなのか。最新作『イン・ザ・メガチャーチ』を読み解きながら、作家の目に映る世界をひもといていこう。
第2特集は「『チェンソーマン』という救い」。
〈チェンソーの悪魔〉を身に宿し、悪魔を狩る少年・デンジの戦いを描いた『チェンソーマン』。累計発行部数3000万部超の大ヒットマンガを原作に、2022年に放送されたTVシリーズに続く、初の劇場版『チェンソーマン レゼ篇』が9月19日に公開される。
人とも悪魔ともつかない存在となったデンジは、公安のデビルハンター・マキマに拾われ、「チェンソーマン」と化し戦い続ける。果たしてそこに“救い”はあるのか。
『ファイアパンチ』『ルックバック』など、数々の話題作を世に送り出す鬼才・藤本タツキが描く唯一無二の物語世界に迫る。

表紙★早川アキ(From『チェンソーマン』)

※電子版には付録はありません。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

朝井リョウさんとINIの許豊凡さんの対談が読みたくて購入!
小説家とアイドル。
ジャンルは違えどなんとなく似た感性をお持ちな気がして、私はお2人とも元々好きで。
ある時朝井さんがフェンファンさんのブログ読んでると知って大感動!大興奮!

今回対談と聞いて迷わず購入しました。最高でした。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

サイン会をきっかけに、すっかり朝井リョウさんのファンになってしまった。
朝井リョウ特集!!ということで、普段は読まない雑誌を読んでみた。

新刊『イン・ザ・メガチャーチ』を主軸に、いろんな視点から朝井リョウさんに迫る特集で面白かった。
インタビューはもちろん、対談、他の作家さんや著名人による朝井リョウの一面、好きな朝井リョウ作品の紹介などバラエティ豊かな内容。
個人的には、他の作家さんから見た朝井リョウさんの話が、それぞれの視点が感じられて興味深かった。
作家さんの言葉選びや表現の仕方ってやっぱり面白いなあ…と実感。
この特集のおかげで『イン・ザ・メガチャーチ』を再読するときの解像度が上がりそう。

それ以外だと、最近読んだ『宝島』について語った真藤順丈さんの対談記事があり、映画も気になったのと、続編絶対読みたい。
穂村弘さんの短歌のコーナーも面白かった。
短歌って全く無知な領域なんだが、読者の投稿を見てなんだか身近に感じたし、短歌ってこんな自由でいいんだ!という発見もあり。

朝井リョウ特集以外は気になるところを中心に読んだけど、たくさん小説が紹介されててワクワクしたし、読みたい本もたくさん見つかった。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

朝井リョウさんが大好きなので、特集されていると知り久々に隅から隅まで読んだ。普通の人には見えないところまで世界が見えている天才なんだろうなということと、どこにでもいるような青年の一面を持ち合わせているんだろうなということの両方を思った。「私が見た、朝井リョウの一面」で皆が口をそろえて朝井さんの観察眼を褒めているのが印象的だった。私はこれまでただただのめりこむように朝井さんの紡ぐ物語に没入してきたけれど、”朝井さんが世界をどう見ているのか”というのをちょっと意識しながらあらためていろいろ読み返したいなと思った。魚豊さんとの対談もふたりの素直さが出ていてよかった。
「尾崎世界観の書かなかったこと日記」も素敵だった。さいきん永井玲衣さんの『さみしくてごめん』を読んだ時にも思ったが、日記という形式がとても好きかもしれない。ライブについて何度か触れられているが、「見失う」(=今日のライブは満足いくものではなかった)みたいなことを隠すことなく書けるのがすごいと思った。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

あまり雑誌買わないけど朝井リョウさん好きなんで買ってみた。
そして村田沙耶香さんも西加奈子さんも佐久間宜之さんも若林正恭さんも綿矢りささんもDJ松永さんも伊坂幸太郎さんも辻村深月さんも加藤千恵さんもみんな好きなので大分お買い得。

西加奈子さんの「感情の体幹が強靭でかつしなやかな人」という評はとても共感した。
99%の人に誤解を招きそうな「宇宙人に1匹人間を差し出すとしたら朝井リョウ」という言い回しで褒める村田沙耶香さんには共感できなかった(笑)。

若林氏のラジオが好きな人には特におすすめ。

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2025年09月16日

Posted by ブクログ

今月も特集が面白かった
自分の知らなかったジャンルが読めた
読んだことない小説があったが
面白そうだったので、
タイミングみて読んでみようと思いました

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

朝井リョウと魚豊の対談良かったし、対談の中ででてたチ。のトリビュート版もすぐ買って読んだ。朝井リョウの小説よすぎておったまげた

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

朝井リョウに最近ハマっているが、その朝井リョウの特集が載っていたので購入。久しぶりに雑誌を購入したが、読んでみたら新刊情報に気になる新刊を見付けたり、エッセイが三浦しおんで相変わらず面白かったりと読みごたえ抜群だった。
とりあえず朝井リョウは初期作品を読んでみたいと思う。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

穂村弘さんのインタビュー、鈴木晴香さんのインタビュー、朝井リョウさんの特集を舐めるようにして読む。
どれも、どきっとさせるようなことがいくつも書かれていて、歌人怖いな、作家怖いな、他者怖いな、ってなった。

朝井リョウさんの特集での村田沙耶香さんの寄稿が最高すぎた。
「朝井さんは、ご自身が見ているものを独自の視野と解像度でわーっとスキャンしている感がある。」と述べたそのちょっと後の文章で「もしも日本のデータベースに誰か人間を一匹提出しろと宇宙人に言われたら、迷わず朝井さんを差しだすだろうなと。」という村田さんらしいif話。大好きです。

穂村弘さんのインタビュー。
「ずっと怯えてるやつは応援してもらえないし、何もしたことがないクセに自分のほうが繊細だと思っているし、微妙な上から目線があって、それが出るんだよ、オーラとして」

「『現実入門』なんて全然現実入門じゃないからね。今回のこっち(ご自身の緑内障のことについて書かれたエッセイ)のほうが本当の、現実入門ですよ。」


鈴木晴香さんのインタビュー。
「短歌は、新たな価値観を得られる力を持っている。そしてわたしがこの一冊に込めた願いは“短歌を作らずに死なないで欲しい”なんです。」

穂村弘さん選者の『短歌ください』は、安定の空振り。
もはや、ほむほむの目を疲れさせるだけの投稿なのかも、と、気弱になるが、連載が続くかぎり、意欲が続く限り送りたい。
自分の短歌が「なんか違う」のは、わかるような気がするんだけどな。
例えるなら、ラジオ番組は放送してるんだけど、チューニングが合わなくて、明瞭な声が聴けないせつなさ、かなしさ。気のせいかもしれないけれど。

あと、穂村さんがTikTokを観ているのがわかって意外だった。

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2025年09月18日

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