【感想・ネタバレ】謎ときガルシア=マルケスのレビュー

あらすじ

生まれ育ったカリブ海の日常生活に潜む底抜けなユーモアのセンスを手がかりに、ラテンアメリカ文学の魅力を『ドン・キホーテ』のスペイン語文学、さらにはコロンブスの“冒険心”まで溯って縦横無尽に解読。数々のマルケス作品を翻訳した著者が、ありきたりの作家論・作品論にとどまらず、世界的文豪の発想力の原点を解き明かす。※新潮選書に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『百年の孤独』を読んだのはもはや20年も前。ラテンアメリカ文学も「魔術的リアリズム」も馴染みがなく取っ付きづらかったのだけど、あるタイミングを過ぎたらまったく読むのを止められず、文字通り「気づけば朝」だった。その時理解できなかったこと、知らなかったことが平易に書かれていて、死ぬ前にはもう一度『百年の孤独』を再読したいと強く思わされた一冊。

長い時は数十年もマルケスの頭の中に生き残り、熟成された出来事が小説として昇華されてくるプロセスには感動。

ちょっと繰り返しのネタが多いのはご愛嬌。長い時間書き溜め・温めてきた原稿なのかな。

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2015年09月30日

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