感情タグBEST3
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Posted by ブクログ 2024年02月03日
とても綺麗で素敵なお話だった。
三束さんとわたしの会話や空気感が心地よくて、ずっと読んでていたかった。どの登場人物も個性的だけど自分の中で芯のようなものを持っている感じがして、尊敬する。
内気な性格で、絶賛片思い中の自分に投影して余計共感しちゃって胸が苦しかった。
真夜中に読み終わった今、私は彼に...続きを読む会いたい。
Posted by ブクログ 2024年02月24日
私は何かを選択できていない。と嘆いていた冬子が部屋の片付けをしている時、典子のセーターは段ボールにつめたのに対して、聖から貰った洋服たちはタンスに閉まっていく描写が良かった。冬子自身が気付いて無いだけで、人生のあらゆる選択をしているのだなと。
Posted by ブクログ 2024年04月12日
緊張を紛らわすために、アルコールに頼る主人公が危うくて、ハラハラした。
鬱々とした描写が続くので読んでいて少し疲労感。
流れるような文章はとても綺麗で読みやすい。比喩表現も素敵で印象に残った。
Posted by ブクログ 2024年03月13日
大人向けの、秒速5センチメートルって感じ。しっかりしなさいよぉ!!ってなんかいおもったか。学生たちが迷う姿は美しいのに、なぜ大人になると急に見るに堪えなくなるのか。
水筒にお酒はだめよ笑
Posted by ブクログ 2024年03月08日
恋のお話というと、キラキラやキュンキュンという擬音が付くイメージのお話が多いですが、こちらのお話は冴えない日常を送っていた主人公に訪れた、灯火のような静かな物語だなと感じました。
光について度々お話の中にも出てきますが、ただただ普通に今までの日常を送っていたら現れた光、そしてその光が目の前から消え...続きを読むてからも人生は淡々と続いていくんだということを感じました。
登場人物に共感はできませんでしたが(笑)、作者が紡ぎ出す文章(特に主人公の内面を表す場面)は「繊細」という言葉がぴったりなほど似合う美しさを感じました。
人の内面の動きを表すことを、こんなに芸術的な文章にできるんだなと、感動したお話です。
Posted by ブクログ 2024年02月21日
人付き合いが苦手で孤独を感じている主人公。すごく感情移入できたかと言われれば微妙だが、ところどころ共感できるところはあった。
主人公は面倒から逃げてきて、自分の意思で何かを選んだことはない、だからいまこうして、ひとりだと言った。目のまえのことを、いつも一生懸命やってきたが、それはごまかしだと。でも...続きを読む、それでいいんじゃないかと思う。与えられたことを、目のまえのことを一生懸命やって生きることは楽なことだとはわたしは思わない。だから、終盤の聖には少しイライラしたが、聖だって一生懸命生きてきたんだろう。ふたりの一生懸命生きることのベクトルが違うだけ。その人の人生はその人しか知らない、辛さや苦しみも。
だからこそ、そんな主人公が恋をして、自ら歩み寄りたいと思えた三束さんとは一緒にいて欲しかったな。
終盤の展開がすごくておもしろかっけど、切なかった。
Posted by ブクログ 2024年01月29日
私には読解能力がないからかもしれないけど。
主人公に感情移入があまりできなかった。
自分の気持ちを伝えず、人との関わりをなるべく避けて生きていく主人公と違い、自分は、どんどん気持ちを伝えていきたいタイプ(に変化してきた??)からか、このような人もいるんだな。
恋愛の形は様々なんだな、と思った。
...続きを読むまた、主人公が少し可哀想とも思った。(人との関わりを避けていたり、高3で処女奪われて、そこから恋愛することなく、言っちゃ悪いが人生つまらなそう、、、)
主人公は34歳だけど幼少期、好きな人と喋れた。それだけで嬉しいと言ったような気持ちを少し思い出した。そんな感じで優しく、綺麗な、恋愛感情が描かれていた。主人公と三束さんの時間の流れもすごく良かった。
最後、三束さんとは結ばれなかったけど。
なんでだろう。。。三束さんは、他に何を隠していたのかな?三束さんにとっても主人公との時間が思い出として綺麗に残ってればいいなとそう願いたくなるような終わり方だった。
全部読んでから最初の1ページ読むと、印象が全く変わる!!!