あらすじ
下町・両国に芽吹ネゴオフィスの事務所を構える民間の交渉人・芽吹章の恋人は、泣く子も黙ると評判の周防組若頭・兵頭寿悦だ。いくつもの試練を乗り越え、強い絆を持つようになったふたりだが、芽吹には芽吹の、兵頭には兵頭の仕事があり、交渉人とヤクザであるふたりの考えが相容れるはずがなかった。そんなある日、芽吹はある男の依頼を受けるのだが、それは兵頭を相手に交渉することでもあった!? 恋人でありながら、時には敵対するふたりだが手に入れた結末とは──……
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ラストも良かった…
交渉人シリーズの6冊目です。(時系列的には、5と6の間にキヨとトモのスピンオフが入る感じかな)
このシリーズ終わって欲しくないのに、ラストまでグイグイ読めちゃいます。
ホントこのシリーズ大好きです…面白かった!
交渉人として大波乱に突っ込んでいく芽吹さんと、芽吹先輩に惚れてる強面のヤクザの兵頭の、一途がたまらない。
芽吹さん格好いいよ。オヤジでヘタレでだらしなくて弱いのに、芯も性根も一番強くて男前で格好良かった。
兵頭もキヨも格好いいし、なんならさゆりさんも伯田さんもトモも、皆一本筋通っててカッコイイけど。
やっぱり芽吹さんがこのシリーズのラスボスで最強なんだな。惚れちゃうって。
ラブラブなシーンも、良いおっさんのはずの2人が、何か初々しい程ちょっと可愛いかも…エロいし。
2人幸せになって欲しいし、お互いを幸せにして欲しい。
ラストはもう、静謐で神聖で、優しい大事なものに触れました…ラブラブだし。
後1冊+α位で終わっちゃうのは、分かってるのに、また寂しく感じてます。
ずっと続いて欲しいシリーズで、ぜひ読んで欲しいシリーズです。
わぁん終わっちゃう〜!
記念番外の続編はありますが終わっちゃう〜!読みたいけど読み終わりたくないっとゆー矛盾に苛まれながらもやっぱりサクサク読み進めてしまいました(笑)。毎度毎度災難?に見舞われる芽吹、今回も然り。しかも兵頭に思わぬ火の粉が降りかかり、いよいよ芽吹も兵頭への気持ちを観念するとゆーか自ら認めざるを得ない状況になります。苦難を乗り越え(?)甘くなれない関係のはずが異常にラブい、後半もおニヤニヤ全開です(笑)。濡れ場(バスルームだったし正しくね!)も超盛り上がりを見せてくれてそっち方面も抜かりなくガッツリ読ませてくれます。交渉人とゆー職を通して見られる世界(ヤクザ絡みが多いですが。笑)が非凡ゆえに興味深いし個々のキャラが生きてて人間相関図がこれまた面白いし永遠に続けてほしいシリーズです。
匿名
結局今作でも、ズタボロになってしまう芽吹。どMってのは当たってるのかも(笑)
お互い想い合っていても、芽吹には芽吹の、兵頭には兵頭の仕事があって、お互いに口出しはしない。
そこは納得していても、もやもやはあるけれども。
身を挺して芽吹を庇った兵頭は想像ついたけど、芽吹があそこまで言うとは想定外だったな。
あの時はぶっ壊れてたとしても、そして仮に実際言う通りにされてたとしても、後悔はしなかったかも。
それくらい、大事なんだなって。
最後の古い教会でのシーン。とても心に染み入るものだった。
エセ牧師の視点からっていうのが、逆に客観的で静かに響くものだったと思う。
この先、二人がもっと幸せになってくれたら素敵だな。