あらすじ
「送り人」それは、死者の魂を黄泉に送る選ばれた存在。その後継者である少女・伊予は、ある時死んだ狼を蘇らせてしまう。蘇りは誰にも出来ぬはずの禁忌のわざ。そのせいで大国の覇王・猛日王に狙われ……。
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Posted by ブクログ
古代出雲を思わせながらも異世界を思わせるファンタジー。死者を送り届ける「送り人」。ある一族が滅ぼされ、生き残りの赤子が後継者として成長する。その赤子は送り人だけではなく、蘇りの力も持っていた。日本神話を下敷きに、呪術の光景や古代出雲を思わせる風景が鮮やかに描かれている。真由良は本当に大切に伊予を育てたのだと思う。猛日王は生まれ変わりの秘技で永遠の命を手に入れるつもりだったようだけど、伊予の母親の大火美姫の事を愛していたのだろうか。仕える名護も主従を超えた愛情を持っているようにも思える。伊予は伊予として火具地を再興する道を選んだ。そこには真由良からの愛情と絆を大事にして、父母や一族への想いもあるのだと思う。
Posted by ブクログ
話の展開が面白くて一気に読めました。
やっぱり私は誰かが死んでしまう話に弱いみたいで、2回ほどボロ泣きしてしまった。
失敗を犯して落ち込んでしまう。けれどそれを乗り越えて一歩踏み出す人物に魅力を感じます。
廣嶋玲子さんの本は『鍛冶屋の娘』も読んだ事があってこちらも面白かったです!
Posted by ブクログ
短い物語で展開も分かりやすいため非常に読みやすい。ただ書きたい展開のためだったんだろうとは思うが、よく考えれば強引で矛盾のある展開があったのが残念。思慮浅いキャラクターだからと自分なりに定義づけても納得できなかった。蘇りができないと見せつける目的はどこへやら。
Posted by ブクログ
【2024年184冊目】
送り人。死者を黄泉の国まで導き、成仏させる役割を持つ人々。親族を皆殺しにされた後に生まれてきた少女・伊予は、送り人である真由良に育てられる。ある日、森の中で手負いの狼を見つけた伊予は、感情のままに動き、死者を蘇らせる禁忌である――「蘇り」をしてしまう。
急にオタクの片鱗を見せるんですけど、NL、BL、GL、ツンデレ、三角関係、近親相姦、いずれも匂わせと感じるか直接的と感じるかは読んだ人次第ですが、以上の要素が詰め込まれているファンタジー小説であると感じました。要素多くね?
知人Bに勧められた本としては4冊目なのですが、相変わらず私の琴線にはあんまり触れないので多分、本の趣味と読み方が全然違うんだと思います、面白いですね。
ちょっとネタバレですが、婚約パーティらへんが一番好きかなって感じでした。多くのキャラクターの狂気がわかりやすく見える感じ。どろどろとした欲望を描いてるのを読んでると「いいね!」ってなります。今作は欲望言うても、優しい内容だとは思うんですが。
ファンタジー系はなかなか刺さらなくて難しいですね。良い悪いではなく好みの問題です。でも読みたくないわけではないので、今後も眉間に皺を寄せながら、機会があればいろいろ読みたいと思います。