【感想・ネタバレ】石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門のレビュー

あらすじ

HONZ代表・成毛眞氏から「エネルギー界の池上彰さん誕生!」と太鼓判を押された著者は、商社マンとしてエネルギー関連事業に40年以上携わり、訪れた国は60カ国を超えるという経歴の持ち主です。これまで誰も言わなかった石油埋蔵量のカラクリ、中国の資源戦略、日本のLNG価格が高い理由など、日々のニュースをより深く理解するための基礎知識が身につきます。駐在国でのエピソードも読みどころ。エネルギーがわかれば世界が見える。安全保障、世界経済、ナショナリズム、環境、新技術――この世のあらゆる問題に絡むエネルギーの基礎知識をこの一冊で!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

表題からは、もう少し軽いタッチの本かと思った。読みやすくはあったが、骨のある、エネルギーについて概括的に学ぶことが出来る本だった。
エネルギー、とくに電力についての議論がかまびすしいが、単なる感情論であったり、数値の配分の議論に過ぎないものが多いのではないか。
電力を含むエネルギー全体を俯瞰して考えていく必要があることを痛感させられた。

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2015年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(資源量と埋蔵量、どう違う?)……大雑把にいうと、「資源量」とは、地中に存在するすべての炭化水素量のことで、不確実性の高い順に「未発見資源量」、「推定資源量」、「原始資源量」と呼ぶ、EIAが発表しているものは、「原始資源量」のうち「技術的に回収可能な資源量」である、これがどの程度、経済性を持って実際に生産できるかは現時点ではわからない。「埋蔵量」とは、この「技術的に回収可能な資源量」のうち、通常の方法で経済的な採掘が可能なものを言い、回収可能性の度合いに応じて「確認埋蔵量」、「推定埋蔵量」、「予想埋蔵量」という。
(石油はあと何年もつか?)……筆者が社会人になった四十数年前、世界全体のR/P Ratioは大体30、つまりあと30年くらいは生産可能な埋蔵量があるといわれていた、今ではその数値が50年強になっている。
(日本に有利なこと?)……一つは世界貿易の発展であろう、世界の各国が自らにないものを他国に求め、他国に供給できる状態が継続的に続くこと、そうすればヒトとモノは世界中を巡りわたる。もう一つの方策は、これまで培って来た技術的優位性を有効活用することだろう、省エネとエネルギーの効率的利用は、実は「第5のエネルギー」なのだ。

0
2014年12月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

興味深く読めて面白かったです。
”LNG”なんて言葉だけは知ってても
何の事だか注意も払わなかったし^^;
結局石油の埋蔵量は分からないし
難しいし、統一の定義は無いことは
分かった。

0
2014年11月14日

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