あらすじ
品川沖に突然海坊主が現れたという。続けて仙台堀では河童も出た。若き蘭学者岩永淳庵は辰巳芸者の豆吉とともに、騒動を解決すべく推理をめぐらせるが、そこには驚きの真相が隠されていた……表題作ほか、江戸の町で起きた難事件、怪事件を当時の最新科学知識・蘭学を駆使して謎を解き、さらに江戸の外まで冒険の旅に繰り出す痛快時代ミステリー!
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Posted by ブクログ
Tさんのおすすめ。
長崎生まれの蘭学育ち。
江戸に出て来たが、暴力沙汰を起こし、
学問で身を立てることも出来ず、
辰巳芸者の豆吉の居候になっている。
蘭学の知識を使って事件を解決していくが、
どうものっかれない。
タイムスリップして現代の科学技術で事件を解決する女十手持ちの話の方が、
よほど真実味がある。
いきなり女連れで沼津まで旅に出たり、
富士山を爆発する計画と話が大きすぎるのかもしれない。
船に乗って石巻にも出かけるし、
潜水船も登場するし。
どうでも良いが「仕舞屋」が、
商売をやめた店のことを差しているとは知らなかった。