【感想・ネタバレ】雁の寺・越前竹人形のレビュー

あらすじ

“軍艦頭”と罵倒され、乞食女の捨て子として惨めな日々を送ってきた少年僧・慈念の、殺人にいたる鬱積した孤独な怨念の凝集を見詰める、直木賞受賞作『雁の寺』。竹の精のように美しい妻・玉枝と、彼女の上に亡き母の面影を見出し、母親としての愛情を求める竹細工師・喜助との、余りにもはかない愛の姿を、越前の竹林を背景に描く『越前竹人形』。水上文学の代表的名作2編。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

慈念がこの後どうなるのか最後まで気になって面白かった。なんだか悲しい結末だったけど、読み終わったあとは嫌な気分と言うよりは不思議な気持ちにつつまれた。

0
2020年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

美しい日本語を堪能できる一冊です。
目で奏でる音楽というのでしょうか。
オルゴールのピンとなる本書を櫛の歯で読み進める私。読み進めるほどに次の頁をめくるのが躊躇されて。一日寝かしてしまいます。
日本語を堪能できる逸品。

0
2014年10月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

水上勉
京都を舞台にしてもどこか日本海らしい薄暗い空気が漂っている。福井の山奥が舞台なら尚更
どこかきれいな精神を感じさせる、透明感があり、少し寂しげな

宇治川の流産、赤子と血を洗い流してくれた宇治川の水。


雁の寺
京都 東洞院
衣笠山

越前竹人形
武生市 南条山地 竹神部落
広瀬村
芦原三丁目
中京区姉小路通り室町
堀川中立売
伏見中書島

0
2022年11月24日

「小説」ランキング