あらすじ
死者の口から事実を聞き、事故の有無を探る調査員。彼らは亡き者の想いに耳を傾け、その願いを叶えていく。死者を優しく“向こう”へ送るために。 駆け出しの調査員、託実もその一人。かつて世話になった女性の霊を送ることができなかったのをいまだに悔やんでいる。 彼は“よき”調査員になるべく一歩一歩進んで行こうとする。残してしまった者への懺悔、逝かなければならない自分への哀惜。死者の秘められた願いをひとつひとつ受け止めながら。 不器用で、そして優しい送り屋の物語。
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Posted by ブクログ
初めての、一人調査。
死者から聞く、というのは有利ではありますが
こちらも嘘をつかれれば、真相がわからなくなる。
今の仕事と、人様の昔の仕事と、現在と。
唯一名字で呼んでいる先輩に違和感を覚えましたし
もしかして…と読んでいけば、最後で…でした。
これはこれで、人として夫としてすごいのかも。
奥さんのトラウマがどれだけだったのか
ちょっと興味があります。