あらすじ
想いを残して不慮の死を遂げた人たち。調査員はその死の真実を探ろうとする。“死者”本人から聞き取ることによって。 行定事故調査事務所──保険会社などの依頼により、事件性や事故の有無を調査する。よそと違うのは、調査員に一つの才能があるということ。 死者と話せる彼らは、今は亡き人たちの願いを知り、叶え、送ろうとする。自分の葬式に行きたいという少女。君なしでは生きていけないという恋人の言葉を心頼みにする女性──。それは、謎めいたものあり、切実なものあり。 不器用で、そして優しい送り屋の物語。
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Posted by ブクログ
友人に薦められて読んだ本です。
主人公の成長していく姿に感動しました。
死者と話せる~ということで、怖い表現も出てくるのかな…と思っていましたがそんなこともなく、ホラーが苦手な私でも読める心温まるお話でした。
Posted by ブクログ
社員全員が幽霊が見える。彼らの仕事は浮かばれない幽霊たちを成仏させること。
そこは変わってるんですが、内容は新入社員君が悩みながら自分なりに仕事をして失敗と教訓を学ぶという普通の会社と変わらないです。
でも、そこが親しみやすくて読みやすかったです。
Posted by ブクログ
霊が視える人達ばかりの調査会社で
見習いをしている主人公。
ここで働いているのは、ある目的のため。
見習いになって初めての仕事、見習いになる前
指導員不在で別の上司との仕事、の3話。
本人に死んだ時の話を聞けるのは、かなり楽ですが
他の人からの視線に、十分配慮せねば怪しい人…w
そういう点では、なかなか大変そうな仕事です。
人の言い分を鵜呑みにしてはいけない、何があったかを
きちんと調べなければいけない、等々。
普通の仕事でも大変そうですが、これまた大変な事ばかり。
2話目では、何故主人公が見習いになったのか、が
分かりますが…。
これはあれですか?
そんな事言って実は、とかいうパターンなのか
古典的なパターンなのか。
というのが判明しても、探し人を探さないといけない現実も。
結局ここも解決していないので、次回に続く、と
いう事なのでしょうか?